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古河電気工業 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

古河電気工業株式会社は、1896年創業の電線・非鉄金属メーカーを母体とする総合素材・部品メーカーです。「インフラ」「電装エレクトロニクス」「機能製品」の3つの報告セグメントを柱とし、光ファイバ・ケーブル、自動車用ワイヤハーネス、電子機器用銅箔、データセンタ向け放熱・冷却製品などの製造販売を行っています。

  • 主要製品・サービス:光ファイバ、電力ケーブル、ワイヤハーネス、自動車用電池、リチウムイオン電池用銅箔、ヒートシンク、超電導線材。
  • 主要顧客:通信事業者、電力会社、自動車メーカー、電子機器メーカー等。
  • 競合環境:光ファイバでは米コーニング等、ワイヤハーネスでは住友電気工業や矢崎総業、銅箔では日本電解等と競合。現在は「Beyond 5G」や「電気自動車(EV)」市場での技術優位性確保が焦点となっています。

2. 要点(3行)

  • 大幅増益と収益性の改善:売上高1兆2,017億円(前年比13.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益333億円(同412%増)と急拡大し、ROEは9.96%まで向上。
  • 事業ポートフォリオの抜本的刷新:古河電池の連結除外(売却決定)や、光コネクタの有力企業である「白山」の買収(67.1%取得)など、資本効率重視のM&A・事業再編を加速。
  • 還元姿勢の強化:業績拡大を背景に、年間配当を前期の60円から120円へと一気に倍増させ、株主還元への積極姿勢を明確化した。

3. 業績・収益性のトレンド

売上高は1兆2,017億円(前期比1,452億円増)、営業利益は470億円(前期比359億円増)と極めて強いトレンドを示しています。

  • 増減理由:電装エレクトロニクス材料での販売価格適正化、自動車部品の生産性改善、インフラ事業での北米テレコム市場の回復が寄与しました。

続きで読める項目(スタンダードプラン以上)

  • 🔒 業績・収益性のトレンド
  • 🔒 事業セグメント別の明暗
  • 🔒 成長戦略の具体性と進捗
  • 🔒 重大なリスク
  • 🔒 株主還元姿勢
  • 🔒 キャッシュフローの質
  • 🔒 資産の健全性
  • 🔒 総評

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市場ポジション

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  • 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
  • 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 8116.0億円 9305.0億円 10663.3億円 10565.3億円 12017.6億円
経常利益又は経常損失(△) 51.9億円 196.7億円 172.6億円 102.7億円 485.7億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 100.0億円 100.9億円 158.9億円 65.1億円 333.7億円
包括利益 279.4億円 277.6億円 272.7億円 349.9億円 555.5億円
純資産額 2918.2億円 3142.7億円 3293.0億円 3582.4億円 3733.4億円
総資産額 8320.4億円 9358.8億円 9334.7億円 9850.1億円 9870.2億円
1株当たり純資産額 3,689.29円/株 3,970.02円/株 4,288.09円/株 4,659.87円/株 4,844.96円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 141.88円/株 143.4円/株 225.8円/株 92.4円/株 473.49円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 31.3% 29.9% 32.3% 33.3% 34.6%
自己資本利益率 4.0% 3.7% 5.5% 2.1% 10.0%
株価収益率 2093.0% 1517.0% 1090.0% 3503.0% 1041.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー -4.8億円 -132.7億円 365.2億円 319.0億円 598.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -19.1億円 -400.7億円 -216.8億円 -247.9億円 -72.3億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 351.4億円 350.2億円 -344.8億円 -93.2億円 -441.5億円
現金及び現金同等物の残高 871.9億円 676.3億円 519.5億円 531.0億円 660.9億円
従業員数 4844900.0% 5086700.0% 5131400.0% 5275700.0% 5116700.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 5177.7億円 5564.4億円
固定資産 4672.4億円 4305.8億円
資産 9850.1億円 9870.2億円
負債の部
流動負債 4008.9億円 3944.6億円
固定負債 2258.7億円 2192.2億円
負債 6267.6億円 6136.8億円
純資産の部
株主資本 2849.4億円 2914.9億円
評価・換算差額等 433.8億円 499.5億円
非支配株主持分 299.2億円 319.0億円
純資産 3582.4億円 3733.4億円
負債純資産 9850.1億円 9870.2億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 10565.3億円 12017.6億円
売上原価 8975.4億円 10000.4億円
売上総利益又は売上総損失(△) 1589.9億円 2017.2億円
販売費及び一般管理費 1478.2億円 1546.2億円
営業利益又は営業損失(△) 111.7億円 471.0億円
営業外収益 119.4億円 163.2億円
営業外費用 128.4億円 148.4億円
経常利益又は経常損失(△) 102.7億円 485.7億円
特別利益 149.1億円 198.2億円
特別損失 51.1億円 143.0億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 200.6億円 540.9億円
法人税、住民税及び事業税 92.6億円 185.7億円
法人税等調整額 23.3億円 -18.1億円
法人税等 115.9億円 167.6億円
当期純利益又は当期純損失(△) 84.8億円 373.3億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 19.7億円 39.6億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 65.1億円 333.7億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 319.0億円 598.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -247.9億円 -72.3億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -93.2億円 -441.5億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 30.2億円 32.5億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 8.0億円 117.0億円
現金及び現金同等物の残高 531.0億円 660.9億円
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 2.8億円 12.9億円
合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 0.7億円
現金及び現金同等物の残高 531.0億円 660.9億円