企業解説
1. 企業概要
株式会社ベクトルは、国内トップクラスのPR会社であり、PR・広告事業を中核に、プレスリリース配信(PR TIMES)、ダイレクトマーケティング(D2C)、HR事業、投資事業を展開する独立系広報・マーケティンググループです。「いいモノを世の中に広め、人々を幸せに」という経営理念のもと、PR手法とテクノロジーを融合させた「戦略PR」に強みを持ちます。主要顧客は大手広告代理店やナショナルクライアントであり、近年は「FAST COMPANY」を掲げ、デジタルマーケティング領域の強化を急いでいます。
2. 要点(3行)
- 収益構造の良質化: 売上高は592.5億円(前期比0.1%増)と横ばいながら、営業利益は80.2億円(同15.7%増)と大幅伸長し、不採算施策の整理とコスト効率化が結実。
- 積極的な成長投資とM&A: 期末以降に美容コスメSNSマーケのgracemode社(14.9億円)や韓国の旅行系メディアStoricity社を買収し、デジタル・海外展開を加速。
- 盤石な還元姿勢と高ROE: 配当を32円(前期29円)に増配し、自己株式の消却も実施。ROEは25.3%と依然として極めて高い資本効率を維持。
3. 業績・収益性のトレンド
売上高は592億5,400万円(前年同期比0.1%増)と横ばいでしたが、営業利益は80億2,900万円(同15.7%増)、経常利益は76億5,500万円(同11.4%増)と増益を確保しました。
- 増益要因: PR・広告事業における不採算案件の精査や、前期に発生した一過性費用の剥落、PR TIMESの堅調な拡大が利益を押し上げました。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年02月期 | 2022年02月期 | 2023年02月期 | 2024年02月期 | 2025年02月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 391.6億円 | 481.2億円 | 552.3億円 | 592.1億円 | 592.5億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 27.7億円 | 52.1億円 | 66.2億円 | 68.7億円 | 76.5億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 4.9億円 | 20.7億円 | 31.7億円 | 46.8億円 | 42.0億円 |
| 包括利益 | 48.5億円 | 15.8億円 | 35.7億円 | 58.4億円 | 27.2億円 |
| 純資産額 | 148.5億円 | 161.8億円 | 157.6億円 | 199.8億円 | 213.4億円 |
| 総資産額 | 300.6億円 | 315.8億円 | 363.4億円 | 436.2億円 | 428.8億円 |
| 1株当たり純資産額 | 248.38円/株 | 259.38円/株 | 271.38円/株 | 344.64円/株 | 361.16円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 10.21円/株 | 43.46円/株 | 66.54円/株 | 98.12円/株 | 89.43円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 39.4% | 39.2% | 35.6% | 37.1% | 39.5% |
| 自己資本利益率 | 5.0% | 17.1% | 25.1% | 32.2% | 25.3% |
| 株価収益率 | 11200.0% | 2540.0% | 2090.0% | 1250.0% | 1030.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 37.7億円 | 49.8億円 | 14.6億円 | 44.5億円 | 56.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -9.9億円 | -13.1億円 | -12.9億円 | -11.5億円 | -14.8億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 2.1億円 | -10.6億円 | -3.6億円 | -8.8億円 | -29.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 108.5億円 | 135.2億円 | 133.7億円 | 158.2億円 | 171.3億円 |
| 従業員数 | 128800.0% | 130300.0% | 142700.0% | 154800.0% | 165000.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 30400.0% | 30900.0% | 40500.0% | 51600.0% | 52200.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 332.5億円 | 323.5億円 |
| ▶ 固定資産 | 103.7億円 | 105.3億円 |
| 資産 | 436.2億円 | 428.8億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 136.7億円 | 142.7億円 |
| ▶ 固定負債 | 99.7億円 | 72.8億円 |
| 負債 | 236.4億円 | 215.4億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 136.6億円 | 165.2億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 25.0億円 | 4.2億円 |
| 新株予約権 | 0.1億円 | 1.4億円 |
| 非支配株主持分 | 38.0億円 | 42.5億円 |
| 純資産 | 199.8億円 | 213.4億円 |
| 負債純資産 | 436.2億円 | 428.8億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 592.1億円 | 592.5億円 |
| 売上原価 | 215.4億円 | 199.5億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 376.7億円 | 393.1億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 307.3億円 | 312.8億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 69.4億円 | 80.3億円 |
| ▶ 営業外収益 | 4.1億円 | 2.0億円 |
| ▶ 営業外費用 | 4.8億円 | 5.7億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 68.7億円 | 76.5億円 |
| ▶ 特別利益 | 19.4億円 | 0.5億円 |
| ▶ 特別損失 | 4.7億円 | 4.2億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 83.5億円 | 72.9億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 26.7億円 | 26.5億円 |
| 法人税等調整額 | 1.5億円 | -1.6億円 |
| 法人税等 | 28.2億円 | 24.9億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 55.3億円 | 48.0億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 8.5億円 | 6.0億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 46.8億円 | 42.0億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 44.5億円 | 56.8億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -11.5億円 | -14.8億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -8.8億円 | -29.0億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.3億円 | 0.1億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 24.5億円 | 13.1億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 158.2億円 | 171.3億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 158.2億円 | 171.3億円 |