牧野フライス製作所 四半期進捗

決算短信(2026-03 第1四半期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 増収営業増益も、一時的要因で最終益は急減: 売上高は553億97百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は32億1百万円(同8.2%増)と本業は堅調。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は「公開買付関連費用」10億43百万円の計上により、12億47百万円(同61.4%減)と大幅な減益となった。
  • アジア市場が牽引、欧米は足踏み: 中国のBEV(新エネルギー車)関連やインドの自動車向け受注が爆発的に伸び、アジアセグメントの売上高は前年同期比35.5%増と業績を牽引。対照的に、欧州は商談の遅れから売上高が44.7%減と沈み、営業赤字幅が拡大した。
  • 受注高・受注残高ともに高水準を維持: 連結受注高は571億41百万円(同6.6%増)と底堅く、受注残高も1,031億84百万円(前期末比3.8%増)まで積み上がっており、第2四半期以降の売上計上に向けた一定の安心感がある。

2. 直近の業績と進捗率

  • 売上高: 553億97百万円(通期計画2,400億円に対し進捗率23.1%
  • 営業利益: 32億1百万円(通期計画215億円に対し進捗率14.9%
  • 経常利益: 36億84百万円(通期計画220億円に対し進捗率16.7%
  • 四半期純利益: 12億47百万円(通期計画180億円に対し進捗率6.9%
  • 分析: 前年同期の売上進捗率(21.6%)と比較すると、今期の進捗は上回っており、トップラインの勢いは増している。利益面では、公開買付関連費用の計上により純利益の進捗が極めて低いものの、これは一過性要因である。営業利益進捗率は14.9%と低めに見えるが、例年下期偏重の傾向がある工作機械業界としては、受注残の積み上がりを考慮すれば悲観する水準ではない。

3. セグメント別のモメンタム

  • 勢い(強): アジア(セグメントⅡ)。売上高290億78百万円(前年同期比35.5%増)、営業利益15億36百万円(同193.1%増)。中国での新エネルギー車関連や電子部品用金型、インドの部品加工向けが極めて好調。受注高も35.3%増と加速している。

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進捗詳細

今期累計実績

2025-04 〜 2025-06

項目 当期 前年比 前年同期 2024-04 〜 2024-06
売上高 554.0億円 +6.8% 518.7億円
営業利益 32.0億円 +8.2% 29.6億円
経常利益 36.8億円 -3.5% 38.2億円
当期純利益(親会社帰属) 12.5億円 -61.4% 32.4億円
包括利益 -2.8億円 98.3億円
1株当たり当期純利益 53.35円 136.59円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-06末 2025-03末
総資産 3677.4億円 3670.4億円
純資産 2240.2億円 2266.5億円
自己資本比率 60.8% 61.7%
自己資本 2236.6億円 2262.8億円

通期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 2400.0億円 +2.5%
営業利益 215.0億円 +16.1%
経常利益 220.0億円 +9.5%
当期純利益 180.0億円 +24.9%
1株当たり当期純利益 769.61円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 80円 0円 予想
期末 100円 0円 予想
年間合計 180円 0円 予想