野村マイクロ・サイエンス 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 過去最高業績の達成と急減速予想のギャップ: 2025年3月期は米国の大型案件が牽引し、売上高963億円(前期比32.0%増)、営業利益153億円(同44.4%増)と過去最高を更新したが、次期は一転して大幅な減収減益を見込む。
  • 2026年3月期の衝撃的な弱気見通し: 次期営業利益は62億円(前期比59.7%減)と、米国の大型案件剥落の反動により利益が6割近く消失する見通しで、市場にはネガティブなサプライズとなる可能性が高い。
  • キャッシュフローの急激な悪化: 営業活動によるCFは187億円の赤字。売上債権等の急増(469億円増)が主因であり、運転資金を短期借入金(299億円増)で賄う歪な財務状況が鮮明となった。

2. 直近の業績と進捗率

2025年3月期の着地は以下の通りです。

  • 売上高: 96,359百万円(前期比+32.0%)
  • 営業利益: 15,372百万円(前期比+44.4%)
  • 経常利益: 13,399百万円(前期比+23.9%)
  • 当期純利益: 10,199百万円(前期比+27.8%)

進捗と勢いの変化: 通期計画に対しては概ね超過達成で着地しました。前年同期(2024年3月期)の営業利益成長率+62.6%と比較すると勢いはやや鈍化したものの、AI関連の半導体投資を追い風に、通期では極めて高い成長を実現しました。しかし、第4四半期にかけて受注高が過去最高(945億円)を更新した一方で、次期見通しがこれを反映しきれていない点に不透明感が残ります。

3. セグメント別のモメンタム

  • 米国(勢い:最強): 売上高523億円(前期比55.4%増)、営業利益84億円(同139.5%増)。大型水処理装置の工事が順調に進捗し、グループ全体の利益の半分以上を稼ぎ出す最大の牽引役となりました。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 963.6億円 +32.0% 730.2億円
営業利益 153.7億円 +44.4% 106.5億円
経常利益 134.0億円 +23.9% 108.2億円
当期純利益(親会社帰属) 102.0億円 +27.8% 79.8億円
包括利益 98.9億円 +15.5% 85.6億円
1株当たり当期純利益 270.75円 213.47円
希薄化後1株当たり純利益 263.64円 209.7円

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 1167.8億円 706.0億円
純資産 370.1億円 289.2億円
自己資本比率 31.2% 40.4%
自己資本 364.8億円 285.4億円
1株当たり純資産 963.39円 760.74円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 31.4% 32.1%
ROA(総資産経常利益率) 14.3% 19.2%
売上高営業利益率 16.0% 14.6%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 187.3億円 186.6億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 42.1億円 3.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 271.8億円 174.5億円
期末現金及び現金同等物残高 165.4億円 118.6億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 600.0億円 +37.7%
営業利益 62.0億円 +59.7%
経常利益 51.8億円 +61.3%
当期純利益 38.4億円 +62.4%
1株当たり当期純利益 101.33円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 60円 20円
期末 190円 60円
配当性向:当期 29.7% / 前期 29.4% 純資産配当率:当期 9.2% / 前期 9.4%

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