株式会社椿本チエインは、産業用チェーンで世界シェア首位を誇る機械メーカーです。主な事業は、伝動用・搬送用チェーン(チェーン事業)、減速機・直線作動機(モーションコントロール事業)、自動車エンジン用タイミングチェーンシステム(モビリティ事業)、および物流・搬送システム(マテハン事業)の4つで構成されています。主要顧客は自動車業界をはじめ多岐にわたり、世界26カ国に拠点を展開するグローバル企業です。競合環境としては、国内では大同工業などが挙げられますが、2025年5月に同社との経営統合(株式交換による完全子会社化)を発表し、圧倒的な市場地位の構築を狙っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
8.2%
≧10%が優良
ROA
6.0%
≧5%が優良
ROE
8.5%
≧10%が優良
ROIC
5.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
7.5%
≧10%が優良
EPS成長率
24.7%
≧10%が優良
3行解説
- 全セグメントでの増収により売上高は前期比4.6%増の2,792億円、親会社株主に帰属する当期純利益は19.2%増の221億円と、過去最高を更新。
- 2026年1月を目途とした大同工業との経営統合を発表し、グローバル競争力の強化とEV化への対応を加速させる戦略が鮮明。
- 総額100億円規模の自社株買いの継続実施や配当性向35%以上への引き上げなど、極めて積極的な株主還元姿勢を示している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 32.8億円 / 予想: 215.0億円
-19.8%
売上高
実績: 653.2億円 / 予想: 2900.0億円
-1.7%
2Q
営業利益
実績: 83.0億円 / 予想: 200.0億円
-12.2%
売上高
実績: 1356.3億円 / 予想: 2840.0億円
-0.5%
3Q
営業利益
実績: 147.3億円 / 予想: 200.0億円
-7.1%
売上高
実績: 2094.0億円 / 予想: 2840.0億円
+1.4%
通期
営業利益
実績: 215.8億円 / 予想: 未開示
-5.6%
売上高
実績: 2958.8億円 / 予想: 未開示
+6.0%
3行解説
- 大同工業株式会社の連結子会社化により売上高は2,958億円(前期比6.0%増)と伸長したが、買収関連費用や万博出展費用等の計上で営業利益は215億円(同5.6%減)の減益となった。
- 負ののれん発生益116億円を特別利益に計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は297億円(同34.3%増)と大幅な増益を記録した。
- 次期(2027年3月期)は、大同工業の通期寄与により売上高3,500億円(前期比18.3%増)を見込む一方、一過性の利益が剥落するため純利益は220億円(同25.9%減)となる見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -5.6% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | -7.1% | -1.6% | -1.2% | -3.2% | -4.5% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -12.2% | -3.2% | -3.9% | -1.5% | +1.3% |
| 2025-07-30 | 2026年3月期 第1四半期 | -19.8% | +0.4% | +1.4% | -0.2% | -5.0% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +7.5% | +0.8% | -0.9% | -2.6% | -1.8% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +10.6% | +1.3% | -1.2% | +5.6% | -0.8% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第115期(2024/04/01-2025/03/31)