NTN株式会社(以下、当社)は、世界トップクラスのシェアを誇るベアリング(軸受)および等速ジョイント(CVJ)の世界的メーカーです。事業は、補修市場、産業機械市場、自動車市場の3つの市場向けに展開しており、特に自動車の駆動部分に不可欠な等速ジョイントとハブベアリングに強みを持ちます。日本、米州、欧州、アジア他の4つの地域で製造・販売を行うグローバルな体制を敷いており、主要顧客は世界各国の自動車メーカーや産業機械メーカーです。競合環境としては、電動化(EVシフト)に伴う車両構造の変化や、中国をはじめとする新興国メーカーとの価格競争の激化に直面しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
2.8%
≧10%が優良
ROA
2.6%
≧5%が優良
ROE
-9.0%
≧10%が優良
ROIC
2.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
-18.4%
≧10%が優良
EPS成長率
-325.5%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は8,256億円(前年同期比1.3%減)と微減ながら、欧米の構造改革費用や減損損失等の特別損失(計198億円)を計上したことで、238億円の親会社株主に帰属する当期純損失に転落した。
- 営業キャッシュ・フローは456億円のプラスを維持し、たな卸資産の削減(約241億円減)も進むなど、キャッシュ創出力と資産の効率化には一定の進捗が見られる。
- 中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalに基づき、不採算の欧米拠点の統廃合を断行しているが、EVシフトの鈍化や景気低迷により収益改善のペースは遅れており、財務体質の強化が急務となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-03 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 69.8億円 / 予想: 240.0億円
+53.9%
売上高
実績: 1990.4億円 / 予想: 7900.0億円
-5.6%
2Q
営業利益
実績: 128.7億円 / 予想: 260.0億円
+29.3%
売上高
実績: 4022.6億円 / 予想: 8050.0億円
-2.8%
3Q
営業利益
実績: 193.0億円 / 予想: 260.0億円
+35.8%
売上高
実績: 6033.4億円 / 予想: 8050.0億円
-2.0%
3行解説
- 利益体質の劇的な改善: 売上高は前年同期比2.0%減の6,033億円と微減ながら、営業利益は35.8%増、経常利益は141.5%増と大幅増益を達成。
- 構造改革の成果: 米州事業の黒字化やCVJ(等速ジョイント)事業の利益166%増など、価格転嫁と固定費削減を柱とする中期計画「DRIVE NTN100」が着実に結実。
- 進捗率の乖離: 経常利益は第3四半期時点で通期計画を107.5%超過。一方で通期純損益は40億円の赤字予想を据え置いており、第4四半期での追加的な構造改革費用の計上が示唆される。
書類一覧
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短信
2026-02-03 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-10-31 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-08-04 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-26 2025-03 期末 有価証券報告書-第126期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-05-14 2025-03 通期 2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-02-04 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)