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オリジン 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社オリジンは、電源機器(エレクトロニクス)、システム機器(メカトロニクス)、合成樹脂塗料(ケミトロニクス)、精密機構部品(コンポーネント)の4事業を主軸とする多角化メーカーです。かつて主力だったパワー半導体(デバイス)事業は生産終了へ向けて整理を進めています。 主要製品には通信・医療・半導体製造装置向けの電源、真空リフロー炉、自動車用プラスチック塗料、ミニチュアベアリング等があり、自動車(モビリティ)市場への依存度が高まっています。競合環境としては、ニッチな特定市場で高いシェア(ニッチ・トップ)を目指す戦略をとっていますが、中国市場を中心としたシステム機器分野では激しい投資抑制の波にさらされています。

2. 要点(3行)

  • 売上高は288.03億円(前期比2.1%増)と微増したものの、棚卸資産評価損4.75億円の計上等により営業損失2.46億円、親会社株主に帰属する当期純損失0.83億円と赤字が継続。
  • モビリティ向けの電源や精密部品が牽引するエレクトロニクス・コンポーネント事業は堅調だが、中国市場の停滞を受けたメカトロニクス事業の赤字(セグメント損失7.69億円)が全体の足を引く構造。
  • 継続企業の前提に関する注記はない。2026年度に営業利益25億円、ROE7%以上を掲げる中期計画を推進中だが、営業CFがマイナス(-4.03億円)に転じるなど、収益性と資金効率の改善が急務。

3. 業績・収益性のトレンド

売上高は288.03億円(前期比2.1%増)と、前年の282.05億円から横ばい圏内で推移しました。営業損益は2.46億円の損失となり、前年の5.83億円の損失から改善は見られるものの、依然として本業での黒字化に至っていません。

  • 利益圧迫要因: メカトロニクス事業の不振に加え、半導体デバイス事業の一部生産終了に伴う棚卸資産評価損4.75億円を売上原価に計上したことが大きく響いています。

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  • 🔒 業績・収益性のトレンド
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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 259.3億円 323.5億円 320.4億円 282.1億円 288.0億円
経常利益又は経常損失(△) -5.2億円 28.3億円 14.6億円 0.4億円 2.1億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -11.6億円 21.8億円 3.7億円 -14.7億円 -0.8億円
包括利益 -5.1億円 34.4億円 15.6億円 6.0億円 4.4億円
純資産額 235.7億円 264.0億円 266.5億円 263.5億円 258.9億円
総資産額 408.9億円 461.2億円 441.3億円 475.7億円 446.7億円
1株当たり純資産額 3,414.93円/株 3,844.09円/株 4,106.29円/株 4,270.58円/株 4,465.22円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) -184.72円/株 351.35円/株 60.71円/株 -255.11円/株 -15.5円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 51.8% 51.7% 55.0% 50.4% 52.5%
自己資本利益率 9.7% 1.5%
株価収益率 350.0% 2150.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー -4.9億円 16.6億円 17.7億円 0.1億円 -4.0億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 0.9億円 17.6億円 -14.6億円 2.0億円 -14.8億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -13.3億円 -11.3億円 -18.8億円 10.2億円 -7.9億円
現金及び現金同等物の残高 50.2億円 77.6億円 65.8億円 80.3億円 55.0億円
従業員数 113100.0% 110100.0% 106000.0% 104300.0% 103600.0%
平均臨時雇用人員 14300.0% 13600.0% 13700.0% 12100.0% 12800.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 288.9億円 252.7億円
固定資産 186.8億円 194.1億円
資産 475.7億円 446.7億円
負債の部
流動負債 105.1億円 87.6億円
固定負債 107.1億円 100.2億円
負債 212.2億円 187.8億円
純資産の部
株主資本 185.9億円 178.9億円
評価・換算差額等 53.7億円 55.9億円
非支配株主持分 24.0億円 24.2億円
純資産 263.5億円 258.9億円
負債純資産 475.7億円 446.7億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 282.1億円 288.0億円
売上原価 216.4億円 221.5億円
売上総利益又は売上総損失(△) 65.7億円 66.5億円
販売費及び一般管理費 71.5億円 69.0億円
営業利益又は営業損失(△) -5.8億円 -2.5億円
営業外収益 8.0億円 6.2億円
営業外費用 1.7億円 1.7億円
経常利益又は経常損失(△) 0.4億円 2.1億円
特別利益 0.2億円 3.0億円
特別損失 10.5億円 0.2億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) -9.9億円 4.8億円
法人税、住民税及び事業税 4.5億円 3.8億円
法人税等調整額 -1.9億円 0.5億円
法人税等 2.6億円 4.3億円
当期純利益又は当期純損失(△) -12.5億円 0.5億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 2.2億円 1.3億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -14.7億円 -0.8億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 0.1億円 -4.0億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 2.0億円 -14.8億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 10.2億円 -7.9億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 2.2億円 1.4億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 14.6億円 -25.3億円
現金及び現金同等物の残高 80.3億円 55.0億円
現金及び現金同等物の残高 80.3億円 55.0億円