短信要約
1. 要点(3行)
- 大幅減益・赤字転落の衝撃: 米国の関税措置や市況悪化による海外POS・複合機の低迷が響き、前年同期の営業利益94億円から10億円の営業損失へ転落。
- 中間配当の見送り(無配): 業績の急悪化を受け、当初予想の20円から中間配当を無配に修正。年間配当も前期比で半減以下の20円へと大幅減配。
- ETRIA統合による構造変化: 複合機・オートID事業の合弁会社(ETRIA)への承継に伴い、持分法適用会社から除外。事業構造が激変する過渡期の苦境を露呈。
2. 直近の業績と進捗率
2026年3月期 第2四半期(中間期)の連結業績は以下の通りです。
- 売上高: 2,576億円(前年同期比10.9%減)
- 営業損益: △10億円(前年同期は94億円の黒字)
- 経常損益: △34億円(前年同期は85億円の黒字)
- 親会社株主に帰属する中間純損益: △98億円(前年同期は266億円の黒字)
通期計画(売上5,500億円、営業利益120億円)に対する進捗率:
- 売上高は46.8%と概ね半分に達していますが、営業利益は通期黒字計画に対して中間期で赤字となっており、進捗は極めて芳しくありません。前年同期は通期実績に対して約47%の営業利益を中間期で稼ぎ出していたことと比較すると、勢いの減速は顕著です。
3. セグメント別のモメンタム
- リテールソリューション事業(減速): 売上高1,512億円(前年同期比12%減)、営業損益23億円の赤字。国内では改刷対応の特需が一巡し、海外では米国の関税措置や市況悪化でハード販売が米州を中心に減少。コストアップを価格転嫁で補いきれず、前年の18億円の黒字から赤字へ転落しました。
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-09
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-09 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2576.6億円 | +10.9% | 2891.7億円 |
| 営業利益 | 10.8億円 | — | 94.7億円 |
| 経常利益 | 34.3億円 | — | 85.1億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 98.8億円 | — | 266.1億円 |
| 包括利益 | 92.0億円 | — | 177.2億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 186.63円 | — | 502.62円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | 502.57円 |
財務状態
| 項目 | 2025-09末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 3383.6億円 | 3463.7億円 |
| 純資産 | 1051.8億円 | 1156.8億円 |
| 自己資本比率 | 29.1% | 31.2% |
| 自己資本 | 983.8億円 | 1080.8億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 5500.0億円 | +4.7% |
| 営業利益 | 120.0億円 | +40.7% |
| 経常利益 | 80.0億円 | +56.4% |
| 当期純利益 | 0円 | — |
| 1株当たり当期純利益 | 0円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 20円 | 0円 |
| 期末 | 25円 | 20円 予想 |
| 年間合計 | 45円 | 20円 予想 |
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