企業解説
1. 企業概要
株式会社QDレーザは、富士通株式会社及び東京大学の産学連携により誕生した光デバイスのベンチャー企業です。独自の「量子ドットレーザ技術」をコアとし、通信・産業用のレーザ光源を開発・製造する「レーザデバイス事業」と、網膜投影技術を用いたメガネ型ディスプレイを展開する「視覚情報デバイス事業」の2つのセグメントで構成されています。世界トップクラスの結晶成長技術(MBE法)を強みに、製造を外部委託するファブレス体制を敷いています。売上の約60%を海外が占めるグローバル企業です。
2. 要点(3行)
- レーザデバイス事業が黒字化を牽引しセグメント利益は1.41億円(前期比241.6%増)と急伸したが、全社では4.46億円の純損失を計上。
- 視覚情報デバイス事業が販売方針の変更に伴い売上高39.9%減、3.11億円のセグメント損失となり、全体の足を大きく引っ張っている。
- 自己資本比率94.79%、現預金37.5億円を保持し財務基盤は盤石だが、営業CFは5.06億円の赤字が続いており、2027年3月期の全社黒字化達成が焦点。
3. 業績・収益性のトレンド
売上高は13.08億円(前期比4.9%増)と微増しました。利益面では、営業損失4.45億円(前期は6.04億円の損失)、経常損失4.43億円(前期は6.00億円の損失)、当期純損失4.45億円(前期は6.42億円の損失)と、損失幅は縮小傾向にあるものの依然として赤字が継続しています。
- ROE(自己資本利益率): 当期純損失のため記載なし。
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- 🔒 業績・収益性のトレンド
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年03月期 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 提出会社の経営指標等 | |||||
| 売上高 | 9.0億円 | 11.0億円 | 11.6億円 | 12.5億円 | 13.1億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | -7.1億円 | -8.9億円 | -5.5億円 | -6.0億円 | -4.4億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | -8.8億円 | -8.8億円 | -5.5億円 | -6.4億円 | -4.5億円 |
| 持分法を適用した場合の投資利益又は投資損失(△) | — | — | — | — | — |
| 資本金 | 22.4億円 | 25.6億円 | 32.7億円 | 0.5億円 | 0.6億円 |
| 発行済株式総数 | 34,584,180株 | 35,755,180株 | 38,525,780株 | 41,751,303株 | 41,761,392株 |
| 純資産額 | 38.1億円 | 35.8億円 | 44.4億円 | 56.7億円 | 52.2億円 |
| 総資産額 | 46.8億円 | 40.2億円 | 49.2億円 | 61.5億円 | 55.1億円 |
| 1株当たり純資産額 | 110.13円/株 | 99.86円/株 | 115.04円/株 | 135.6円/株 | 124.98円/株 |
| 1株当たり配当額 | — | — | — | — | — |
| 1株当たり中間配当額 | — | — | — | — | — |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | -32.94円/株 | -25.17円/株 | -15.16円/株 | -15.44円/株 | -10.68円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 81.5% | 88.9% | 90.1% | 92.1% | 94.8% |
| 自己資本利益率 | — | — | — | — | — |
| 株価収益率 | — | — | — | — | — |
| 配当性向 | — | — | — | — | — |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -8.2億円 | -7.0億円 | -5.2億円 | -4.4億円 | -5.1億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -0.4億円 | -0.9億円 | -0.2億円 | -1.4億円 | -5.7億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 26.4億円 | 3.8億円 | 13.0億円 | 18.4億円 | -0.1億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 32.2億円 | 28.2億円 | 35.8億円 | 48.4億円 | 37.5億円 |
| 従業員数 | 4800.0% | 4500.0% | 4500.0% | 4300.0% | 4800.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 1400.0% | 1100.0% | 1300.0% | 1400.0% | 1200.0% |
| 株主総利回り | — | 47.8% | 41.2% | 40.7% | 22.6% |
| 株価指数における総利回り | — | 65.7% | 62.3% | 62.0% | 54.1% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 57.6億円 | 45.5億円 |
| ▶ 固定資産 | 3.8億円 | 9.5億円 |
| 資産 | 61.5億円 | 55.1億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 4.4億円 | 2.6億円 |
| ▶ 固定負債 | 0.3億円 | 0.3億円 |
| 負債 | 4.8億円 | 2.9億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 56.6億円 | 52.2億円 |
| 株式引受権 | 0.1億円 | — |
| 純資産 | 56.7億円 | 52.2億円 |
| 負債純資産 | 61.5億円 | 55.1億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 12.5億円 | 13.1億円 |
| ▶ 売上原価 | 9.3億円 | 8.7億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 3.2億円 | 4.4億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 9.2億円 | 8.9億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | -6.0億円 | -4.5億円 |
| ▶ 営業外収益 | 0.3億円 | 0.1億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.3億円 | 0.1億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | -6.0億円 | -4.4億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.4億円 | — |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | -6.4億円 | -4.4億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 0.0億円 | 0.0億円 |
| 法人税等調整額 | -0.0億円 | -0.0億円 |
| 法人税等 | 0.0億円 | 0.0億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | -6.4億円 | -4.5億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | -4.4億円 | -5.1億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -1.4億円 | -5.7億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | 18.4億円 | -0.1億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.0億円 | 0.0億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 12.6億円 | -10.8億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 48.4億円 | 37.5億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 48.4億円 | 37.5億円 |