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QDレーザ 事業分析

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有価証券報告書(2026-03 期末)・非連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社QDレーザは、富士通と東京大学との産学共同開発を背景に設立された、量子ドットレーザ技術を基盤とする光デバイスメーカーです。ファブレス製造体制を採用し、製品開発・製造・販売を行っています。

事業は主に「レーザデバイス事業」と「レーザ・オプティカルソリューション事業」の2つのセグメントに分かれます。

  • レーザデバイス事業:通信・産業用高機能半導体レーザ(DFBレーザ、高出力レーザ、量子ドットレーザ、小型可視レーザなど)や、これらを製造するための高品質エピタキシャルウエハ、小型モジュール「Lantana」などの開発・製造・販売、および研究開発受託を行っています。用途はバイオメディカル、精密加工、半導体製造、LiDARなど多岐にわたります。
  • レーザ・オプティカルソリューション事業:網膜投影技術「VISIRIUM Technology」を応用した非メガネ型民生用機器(RETISSA ON HAND、RETISSA MEOCHECK NEO、RETISSA VIEWCLEAR)の開発・販売、およびXRグラス向け光学ディスプレイユニットや産業機器用光学モジュール・ユニットの開発受託と製造販売を行っています。

2026年3月期における売上構成比は、レーザデバイス事業が約85%、レーザ・オプティカルソリューション事業が約15%を占めます。収益は依然として損失計上を続けており、現在は早期の黒字化を目指し、技術開発と市場拡大に注力しています。

2. 要点(3行)

量子ドットレーザと網膜投影技術を核に、光デバイスと視覚情報デバイスを展開するファブレス企業。 XRグラスや産業用モジュールなど新市場開拓のため、TDKとの戦略提携やMBE装置増設を進める。 継続的な赤字と大規模投資フェーズが続くが、技術的優位性と市場潜在力を持つ。

3. 経営者の質

代表取締役社長の大久保潔氏は、三井物産出身で、ベンチャーキャピタル業務、金融・新事業推進、アセットマネジメント事業室長などを歴任しています。2025年1月に当社執行役員COOとなり、2025年6月に代表取締役社長に就任しました。三井物産での多様な事業推進経験は、当社の最先端技術を市場に展開し、事業を成長させる上で貴重な経営資源になると推察されます。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期2026年03月期
提出会社の経営指標等
売上高 11.0億円 11.6億円 12.5億円 13.1億円 13.7億円
経常利益又は経常損失(△) -8.9億円 -5.5億円 -6.0億円 -4.4億円 -3.1億円
当期純利益又は当期純損失(△) -8.8億円 -5.5億円 -6.4億円 -4.5億円 -3.6億円
持分法を適用した場合の投資利益又は投資損失(△)
資本金 25.6億円 32.7億円 0.5億円 0.6億円 0.7億円
発行済株式総数 35,755,180株 38,525,780株 41,751,303株 41,761,392株 41,840,875株
純資産額 35.8億円 44.4億円 56.7億円 52.2億円 49.0億円
総資産額 40.2億円 49.2億円 61.5億円 55.1億円 55.7億円
1株当たり純資産額 99.86円/株 115.04円/株 135.6円/株 124.98円/株 116.88円/株
1株当たり配当額
1株当たり中間配当額
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) -25.17円/株 -15.16円/株 -15.44円/株 -10.68円/株 -8.55円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 88.9% 90.1% 92.1% 94.8% 87.9%
自己資本利益率
株価収益率
配当性向
営業活動によるキャッシュ・フロー -7.0億円 -5.2億円 -4.4億円 -5.1億円 -4.8億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -0.9億円 -0.2億円 -1.4億円 -5.7億円 -8.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 3.8億円 13.0億円 18.4億円 -0.1億円 3.6億円
現金及び現金同等物の残高 28.2億円 35.8億円 48.4億円 37.5億円 27.4億円
従業員数 4500.0% 4500.0% 4300.0% 4800.0% 5000.0%
平均臨時雇用人員 1100.0% 1300.0% 1400.0% 1200.0% 1000.0%
株主総利回り 47.8% 41.2% 40.7% 22.6% 90.9%
株価指数における総利回り 65.7% 62.3% 62.0% 54.1% 58.1%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 45.5億円 37.0億円
固定資産 9.5億円 18.7億円
資産 55.1億円 55.7億円
負債の部
流動負債 2.6億円 3.5億円
固定負債 0.3億円 3.2億円
負債 2.9億円 6.7億円
純資産の部
株主資本 52.2億円 48.9億円
株式引受権 0.1億円
純資産 52.2億円 49.0億円
負債純資産 55.1億円 55.7億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 13.1億円 13.7億円
売上原価 8.7億円 7.9億円
売上総利益又は売上総損失(△) 4.4億円 5.8億円
販売費及び一般管理費 8.9億円 9.0億円
営業利益又は営業損失(△) -4.5億円 -3.3億円
営業外収益 0.1億円 0.3億円
営業外費用 0.1億円 0.1億円
経常利益又は経常損失(△) -4.4億円 -3.1億円
特別損失 0.5億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) -4.4億円 -3.6億円
法人税、住民税及び事業税 0.0億円 0.0億円
法人税等調整額 -0.0億円 -0.0億円
法人税等 0.0億円 0.0億円
当期純利益又は当期純損失(△) -4.5億円 -3.6億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー -5.1億円 -4.8億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -5.7億円 -8.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -0.1億円 3.6億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 0.0億円 -0.0億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) -10.8億円 -10.1億円
現金及び現金同等物の残高 37.5億円 27.4億円
現金及び現金同等物の残高 37.5億円 27.4億円