企業解説
1. 企業概要
シライ電子工業株式会社は、プリント配線板(PCB)の設計・製造・販売を主軸とする独立系メーカーです。主力製品は「リジッドプリント配線板」で、特に両面・多層板に強みを持ち、車載電装品(衝突防止センサー、LEDライト等)や家電、産業機器向けに展開しています。また、プリント配線板の外観検査機「VISPER」シリーズの開発・販売を行う検査機・ソリューション事業も手掛けています。主要顧客はカーエレクトロニクスやホームアプライアンス関連のセットメーカーであり、生産拠点は国内のほか、中国(珠海)に主力工場を、タイとインドに販売拠点を有しています。
2. 要点(3行)
- 車載向けプリント配線板が好調に推移し、売上高293.3億円(前期比1.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益20.7億円(同39.6%増)の大幅増益を達成。
- 負債圧縮が進み、自己資本比率は51.0%(前期末39.8%)へ急改善、ROEは23.4%と極めて高い資本効率を実現している。
- 成長投資としてインド市場への本格進出(2025年4月子会社設立)と、株主還元の強化(増配および自己株買い)を同時に推進。
3. 業績・収益性のトレンド
業績は極めて堅調です。売上高は293.3億円(前期比1.7%増)、経常利益は25.9億円(同20.0%増)となりました。増益の主な要因は、原材料価格の高騰や円安といった逆風に対し、生産効率の向上と管理可能固定費の圧縮による「原価低減」が奏功したことです。
- ROE(自己資本利益率): 23.4%(前期21.6%)と、製造業としては極めて高い水準を維持しています。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年03月期 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 223.6億円 | 294.0億円 | 328.6億円 | 288.3億円 | 293.4億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 0.1億円 | 14.8億円 | 25.0億円 | 21.6億円 | 25.9億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | -2.1億円 | 13.3億円 | 20.6億円 | 14.9億円 | 20.8億円 |
| 包括利益 | -0.3億円 | 16.9億円 | 20.8億円 | 16.8億円 | 25.0億円 |
| 純資産額 | 24.8億円 | 41.0億円 | 59.8億円 | 79.3億円 | 100.5億円 |
| 総資産額 | 203.2億円 | 223.4億円 | 206.3億円 | 197.0億円 | 194.5億円 |
| 1株当たり純資産額 | 166.1円/株 | 284.21円/株 | 425.04円/株 | 520.37円/株 | 657.98円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | -14.96円/株 | 95.29円/株 | 148.76円/株 | 104.99円/株 | 137.57円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | 104.37円/株 | 136.77円/株 |
| 自己資本比率 | 11.4% | 17.6% | 28.6% | 39.8% | 51.0% |
| 自己資本利益率 | — | 42.5% | 42.0% | 21.6% | 23.4% |
| 株価収益率 | — | 460.0% | 570.0% | 540.0% | 410.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 12.8億円 | 25.3億円 | 31.4億円 | 31.6億円 | 26.1億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -11.2億円 | -6.2億円 | -4.3億円 | 0.1億円 | -1.6億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 4.7億円 | -23.7億円 | -38.0億円 | -23.6億円 | -32.4億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 20.6億円 | 16.9億円 | 7.3億円 | 16.0億円 | 9.1億円 |
| 従業員数 | 129600.0% | 126200.0% | 130100.0% | 123400.0% | 122600.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 11900.0% | 18600.0% | 13500.0% | 12300.0% | 9800.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 108.5億円 | 104.4億円 |
| ▶ 固定資産 | 88.4億円 | 90.2億円 |
| 資産 | 197.0億円 | 194.5億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 83.5億円 | 77.4億円 |
| ▶ 固定負債 | 34.1億円 | 16.6億円 |
| 負債 | 117.7億円 | 94.0億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 81.3億円 | 98.3億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | -2.9億円 | 0.9億円 |
| 新株予約権 | 0.0億円 | — |
| 非支配株主持分 | 0.9億円 | 1.3億円 |
| 純資産 | 79.3億円 | 100.5億円 |
| 負債純資産 | 197.0億円 | 194.5億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 288.3億円 | 293.4億円 |
| 売上原価 | 232.3億円 | 233.9億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 56.1億円 | 59.4億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 33.0億円 | 33.7億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 23.1億円 | 25.8億円 |
| ▶ 営業外収益 | 2.0億円 | 2.6億円 |
| ▶ 営業外費用 | 3.4億円 | 2.4億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 21.6億円 | 25.9億円 |
| ▶ 特別利益 | 0.4億円 | 0.1億円 |
| ▶ 特別損失 | 1.4億円 | 0.5億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 20.6億円 | 25.5億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 5.4億円 | 5.1億円 |
| 法人税等調整額 | 0.3億円 | -0.7億円 |
| 法人税等 | 5.7億円 | 4.5億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 14.9億円 | 21.0億円 |
| (内訳) | ||
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 14.9億円 | 20.8億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 0.0億円 | 0.2億円 |
| ▶ その他の包括利益 | 1.9億円 | 4.0億円 |
| 包括利益 | 16.8億円 | 25.0億円 |
| (内訳) | ||
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 31.6億円 | 26.1億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | 0.1億円 | -1.6億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -23.6億円 | -32.4億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.6億円 | 1.0億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 8.7億円 | -7.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 16.0億円 | 9.1億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 16.0億円 | 9.1億円 |