株式会社バッファロー(旧商号:株式会社メルコホールディングス)は、PC周辺機器のトップブランド「BUFFALO」を展開するIT関連事業を主軸とする企業です。主な製品はWi-Fiルーター、ストレージ(NAS、外付けHDD/SSD)、PCメモリ、ネットワークスイッチ等です。子会社のシー・エフ・デー販売を通じてPCパーツの卸売も行っています。
- 主要製品・サービス:Wi-Fiルーター(Wi-Fi 7対応機等)、NAS(TeraStation)、空気清浄機(Airdogシリーズ※代理店販売)。
- 主要顧客:ダイワボウ情報システム(売上高の12.9%)、Amazon.com(11.5%)。
- 競合環境:パソコン周辺機器市場は世界標準規格に基づき競争が極めて激しく、技術革新のスピードが速いことが特徴です。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
6.2%
≧10%が優良
ROA
10.3%
≧5%が優良
ROE
11.0%
≧10%が優良
ROIC
12.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
242.7%
≧10%が優良
EPS成長率
113.7%
≧10%が優良
3行解説
- 食品事業(シマダヤ)のスピンオフと持株会社体制の解消(吸収合併)により、IT関連事業への資源集中を鮮明にした構造改革の年となった。
- 価格改定の浸透と高付加価値製品の伸長により、売上高は微減ながら営業利益は前年同期比242.6%増の88.9億円と急回復。
- 自己株式取得に約104億円(当期+期後)を投じるなど極めて積極的な株主還元を断行する一方、高収益なAirdogの代理店契約終了(2025年8月)という重大な懸念を抱える。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 29.7億円 / 予想: 45.0億円
+127.6%
売上高
実績: 313.5億円 / 予想: 1060.0億円
-12.6%
2Q
営業利益
実績: 55.5億円 / 予想: 77.0億円
+84.4%
売上高
実績: 601.0億円 / 予想: 1120.0億円
-18.7%
3Q
営業利益
実績: 77.5億円 / 予想: 85.0億円
+16.2%
売上高
実績: 904.4億円 / 予想: 1175.0億円
-17.5%
通期
営業利益
実績: 92.3億円 / 予想: 未開示
+4.4%
売上高
実績: 1173.1億円 / 予想: 未開示
-18.0%
3行解説
- 2025年4月の事業会社移行後初の本決算。食品事業(シマダヤ等)の除外や「Airdog」の独占販売終了により大幅減収となるも、IT関連への集中と原価低減により営業利益は4.4%増の92億円を確保。
- 自己資本利益率(ROE)15%以上を目標に掲げ、発行済株式総数の16.9%に相当する最大112億円の自己株式取得と、1対2の株式分割を発表し、資本効率重視の姿勢を鮮明化。
- 次期(2027年3月期)は、円安進行による輸入コスト増や、高収益だったAirdogの販売終了が通年で響き、営業利益32.8%減の62億円と大幅な減益を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +4.4% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +16.2% | -1.8% | +9.6% | +10.6% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | +84.4% | +0.2% | +35.2% | +26.8% | +27.2% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +127.6% | +0.1% | +39.6% | +41.8% | +36.4% |
| 2025-05-07 | 2025年3月期 通期 | +242.7% | -0.2% | +1.1% | +6.1% | +3.0% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +111.3% | +0.2% | +8.4% | +4.0% | -1.9% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第39期(2024/04/01-2025/03/31)