帝国通信工業株式会社(英名:Teikoku Tsushin Kogyo Co., Ltd.)は、1944年設立の老舗電子部品メーカーです。「NOBLE」ブランドを展開し、可変抵抗器、固定抵抗器、スイッチ、センサー、およびそれらを組み合わせた前面操作ブロック(ICB)の製造販売を主軸としています。主要な市場は、デジタル家電(AV機器)、自動車電装、アミューズメント、産業機器、医療・ヘルスケア分野です。グローバルなセットメーカーを主要顧客とし、タイ、中国、ベトナム等の海外拠点での生産・販売比率が高いことが特徴です。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
9.9%
≧10%が優良
ROA
5.1%
≧5%が優良
ROE
7.2%
≧10%が優良
ROIC
5.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
10.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
75.5%
≧10%が優良
EPS成長率
50.2%
≧10%が優良
3行解説
- 連結業績は、ミラーレス一眼レフ向けAV市場や自動車電装市場の好調を背景に、売上高167.9億円(前年同期比10.3%増)、営業利益16.6億円(同75.5%増)の大幅増益を達成。
- 創立80周年記念配当(30円)を含む年間100円配当を実施し、自己資本比率83.0%の極めて強固な財務基盤を背景に株主還元姿勢を強化。
- 子会社での公務員に対する不適切支出というガバナンスリスクが露呈したほか、中期経営計画の最終年度売上目標を180億円から170億円へ下方修正するなど、成長スピードに不透明感が残る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.9億円 / 予想: 15.0億円
+6.5%
売上高
実績: 39.8億円 / 予想: 170.0億円
+9.7%
2Q
営業利益
実績: 6.6億円 / 予想: 13.0億円
-25.1%
売上高
実績: 84.9億円 / 予想: 168.0億円
+6.6%
3Q
営業利益
実績: 10.6億円 / 予想: 13.0億円
-26.0%
売上高
実績: 130.4億円 / 予想: 170.0億円
+3.6%
通期
営業利益
実績: 11.6億円 / 予想: 未開示
-30.4%
売上高
実績: 172.6億円 / 予想: 未開示
+2.8%
3行解説
- 2026年3月期通期決算は、売上高が前年比2.8%増の172.56億円となる一方、原材料費や物流費の高騰により営業利益は同30.4%減の11.58億円と大幅な減益で着地した。
- 次期(2027年3月期)は売上高180億円、営業利益15億円へのV字回復を見込み、配当予想を前期比25円増の年間125円とする増配方針を打ち出した。
- 新たな「中期経営計画2030」を策定し、医療・ヘルスケアや車載分野の深耕に加え、生産効率化を目的とした連結子会社(飯田帝通)の吸収合併を決定した。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | -30.4% | — | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -26.0% | -2.1% | -4.6% | +0.5% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | -25.1% | +3.1% | +0.1% | +3.1% | +0.6% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | +6.5% | +1.0% | -3.4% | -7.0% | -3.8% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +75.6% | -3.5% | -9.9% | -7.8% | -6.8% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +51.5% | -0.4% | +2.4% | +7.9% | -1.0% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第103期(2024/04/01-2025/03/31)