企業解説
1. 企業概要
名古屋電機工業株式会社は、主に情報装置システムの製造・販売を手掛ける企業です。ITS(高度道路交通システム)の開発分野に強みを持ち、道路・河川情報システム、トンネル防災システム、車載標識、散光式警光灯、駐車場案内システム、気象・防災監視システムなどを提供しています。ビジネスモデルは、情報収集から情報処理、情報提供までを一貫して行うシステム製品の提供が中心であり、近年は自然災害監視システムや散光式警光灯の販売も行っています。連結子会社ではGPSソーラー式信号機やLED標示機なども製造・販売しています。収益は社会インフラ事業という単一セグメントで構成されており、官公庁を主要な顧客とする官需が中心です。
2. 要点(3行)
- 公共インフラ向けのITSシステムを開発・製造・販売し、一貫したサービスで社会課題解決を目指す。
- 官需依存度が高いが、インフラ老朽化や防災・減災ニーズを追い風にソリューション創出型企業への転換を図る。
- 経営陣は現場経験が豊富で、成長投資と株主還元を重視しつつ、サプライチェーンリスクへの対応が課題。
3. 経営者の質
代表取締役社長は服部高明氏で、2000年に当社に入社し、オプトエレクトロニクス事業部、FA検査装置カンパニー、ITS情報装置カンパニーなど複数の部門で事業推進室長や担当役員を歴任後、2017年2月に代表取締役社長に就任しています。多岐にわたる事業部門での経験から、事業の現場を深く理解していると推察されます。
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成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 | 2026年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 173.8億円 | 180.1億円 | 175.8億円 | 172.6億円 | 173.1億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 26.9億円 | 24.4億円 | 23.5億円 | 27.8億円 | 17.9億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 19.9億円 | 16.0億円 | 16.8億円 | 22.1億円 | 15.2億円 |
| 包括利益 | 18.5億円 | 15.3億円 | 21.6億円 | 20.3億円 | 20.6億円 |
| 純資産額 | 177.9億円 | 189.9億円 | 207.6億円 | 224.0億円 | 239.9億円 |
| 総資産額 | 248.0億円 | 256.9億円 | 272.4億円 | 275.4億円 | 292.4億円 |
| 1株当たり純資産額 | 1,525.32円/株 | 1,624.37円/株 | 1,772.44円/株 | 1,909.44円/株 | 2,040.96円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 170.68円/株 | 136.7円/株 | 143.54円/株 | 188.18円/株 | 129.24円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 71.8% | 73.9% | 76.2% | 81.3% | 82.1% |
| 自己資本利益率 | 11.7% | 8.7% | 8.5% | 10.2% | 6.5% |
| 株価収益率 | 470.0% | 570.0% | 720.0% | 600.0% | 920.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 14.6億円 | 6.2億円 | 14.1億円 | 4.3億円 | 38.7億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -0.4億円 | -34.2億円 | -2.1億円 | -5.6億円 | -2.7億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -2.9億円 | -3.5億円 | -4.1億円 | -4.1億円 | -5.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 73.6億円 | 42.1億円 | 49.9億円 | 44.4億円 | 75.4億円 |
| 従業員数 | 46400.0% | 43100.0% | 43000.0% | 42500.0% | 40900.0% |
| 平均臨時雇用人員 | — | 12700.0% | 12500.0% | 14100.0% | 8600.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 191.5億円 | 198.0億円 |
| ▶ 固定資産 | 83.9億円 | 94.4億円 |
| 資産 | 275.4億円 | 292.4億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 48.8億円 | 46.6億円 |
| ▶ 固定負債 | 2.6億円 | 5.8億円 |
| 負債 | 51.4億円 | 52.5億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 217.4億円 | 227.8億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 6.6億円 | 12.1億円 |
| 純資産 | 224.0億円 | 239.9億円 |
| 負債純資産 | 275.4億円 | 292.4億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 172.6億円 | 173.1億円 |
| 売上原価 | 113.5億円 | 123.2億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 59.1億円 | 49.9億円 |
| ▶ 販売費及び一般管理費 | 31.6億円 | 32.4億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 27.5億円 | 17.5億円 |
| ▶ 営業外収益 | 2.0億円 | 2.0億円 |
| ▶ 営業外費用 | 1.7億円 | 1.5億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 27.8億円 | 17.9億円 |
| ▶ 特別利益 | 1.1億円 | 3.1億円 |
| ▶ 特別損失 | — | 0.0億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 28.9億円 | 21.1億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 7.9億円 | 5.3億円 |
| 法人税等調整額 | -1.1億円 | 0.6億円 |
| 法人税等 | 6.8億円 | 5.9億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 22.1億円 | 15.2億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | — | — |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 22.1億円 | 15.2億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 4.3億円 | 38.7億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -5.6億円 | -2.7億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -4.1億円 | -5.0億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | -0.1億円 | -0.0億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -5.5億円 | 31.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 44.4億円 | 75.4億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 44.4億円 | 75.4億円 |