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古野電気 事業分析

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有価証券報告書(2025-02 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

古野電気(FURUNO)は、世界初の魚群探知機の実用化に成功した、船舶用電子機器の世界トップシェアメーカーです。

  • 事業内容: 超音波・電磁波技術をコアとした、舶用電子機器(航海機器、漁労機器、無線通信装置等)および産業用電子機器(医療機器、防衛装備品、GNSS時刻同期製品等)の製造販売。
  • 主要製品: 魚群探知機、レーダー、GPSプロッタ、ECDIS(電子海図情報表示装置)、生化学自動分析装置。
  • 主要顧客: 全世界の漁業者、商船運行会社、プレジャーボート所有者、官公庁(防衛省等)。売上の海外比率は70.3%に達するグローバル企業です。
  • 競合環境: 舶用分野ではガーミン(米)、レイマリン(英)等のグローバルメーカーと競合しますが、漁労および大型商船向けの信頼性で強い優位性を持ちます。

2. 要点(3行)

  • 記録的増益: 商船市場の旺盛な需要と円安を追い風に、売上高1,269億円(前期比10.5%増)、営業利益131.8億円(同102.1%増)と大幅な増収増益を達成。
  • 収益性・効率性の劇的改善: ROEが17.2%(前期11.0%)へ急上昇し、2031年2月期の長期目標(営業利益率10%等)を6年前倒しで達成。
  • 次世代成長への投資加速: 自律航行技術の確立や船舶DX、M&A(仏ROBIN MARINE社の完全子会社化確定)を通じて、ハード販売からサービス・ソリューション型モデルへの転換を推進中。

3. 業績・収益性のトレンド

  • 業績: 売上高1,269.5億円、営業利益131.8億円。増益の主因は、脱炭素(GHG排出削減)に向けた新造船需要の増加と、2000年代後半の造船ブーム期に建造された既存船の機器換装期が重なったことです。

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  • 🔒 業績・収益性のトレンド
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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年02月期2022年02月期2023年02月期2024年02月期2025年02月期
連結経営指標等
売上高 822.5億円 847.8億円 913.3億円 1148.5億円 1269.5億円
経常利益又は経常損失(△) 47.8億円 37.2億円 25.9億円 81.7億円 141.6億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 39.5億円 28.1億円 13.5億円 62.4億円 114.6億円
包括利益 40.7億円 49.0億円 43.9億円 100.1億円 136.5億円
純資産額 456.9億円 478.8億円 525.0億円 614.4億円 726.2億円
総資産額 822.5億円 859.7億円 1064.0億円 1144.1億円 1235.2億円
1株当たり純資産額 1,438.89円/株 1,518.02円/株 1,651.04円/株 1,932.38円/株 2,284.52円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 125.2円/株 89.24円/株 42.72円/株 197.61円/株 362.64円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 55.1% 55.7% 49.0% 53.4% 58.4%
自己資本利益率 9.0% 6.0% 2.7% 11.0% 17.2%
株価収益率 840.0% 1160.0% 2270.0% 1150.0% 620.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 85.1億円 61.9億円 -64.9億円 27.1億円 108.2億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -45.5億円 -43.9億円 -30.3億円 -35.9億円 -45.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -8.5億円 -35.2億円 82.6億円 -35.6億円 -27.0億円
現金及び現金同等物の残高 148.0億円 138.6億円 146.8億円 111.6億円 154.1億円
従業員数 297800.0% 306500.0% 331000.0% 335600.0% 336800.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 862.9億円 916.0億円
固定資産 281.2億円 319.1億円
資産 1144.1億円 1235.2億円
負債の部
流動負債 393.9億円 356.9億円
固定負債 135.9億円 152.1億円
負債 529.7億円 509.0億円
純資産の部
株主資本 551.9億円 642.6億円
評価・換算差額等 58.6億円 79.3億円
非支配株主持分 3.9億円 4.3億円
純資産 614.4億円 726.2億円
負債純資産 1144.1億円 1235.2億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 1148.5億円 1269.5億円
売上原価 722.5億円 739.8億円
売上総利益又は売上総損失(△) 425.9億円 529.7億円
販売費及び一般管理費 360.7億円 397.9億円
営業利益又は営業損失(△) 65.2億円 131.8億円
営業外収益 18.8億円 15.7億円
営業外費用 2.3億円 6.0億円
経常利益又は経常損失(△) 81.7億円 141.6億円
特別利益 0.3億円 2.2億円
特別損失 0.3億円 0.7億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 81.7億円 143.1億円
法人税、住民税及び事業税 34.7億円 32.3億円
法人税等調整額 -15.3億円 -4.9億円
法人税等 19.4億円 27.4億円
当期純利益又は当期純損失(△) 62.3億円 115.8億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) -0.1億円 1.2億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 62.4億円 114.6億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 27.1億円 108.2億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -35.9億円 -45.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -35.6億円 -27.0億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 9.1億円 7.2億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) -35.2億円 42.5億円
現金及び現金同等物の残高 111.6億円 154.1億円
現金及び現金同等物の残高 111.6億円 154.1億円