古野電気は、1948年に世界で初めて魚群探知機の実用化に成功した「船舶用電子機器」の世界最大手メーカーです。超音波と電磁波(レーダー)を核としたセンサー技術に強みを持ち、売上高の約86%を船舶事業(商船、漁船、レジャー船向け航海・無線機器)から得ています。残りの約14%は、産業用事業(医療機器、GPS、ITS)および無線LAN・ハンディターミナル事業が占めています。ハードウェアの製造販売だけでなく、保守サービスやデータ連携による「舶用DX」へのシフトを進めており、ストック型ビジネスへの構造転換を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2026-02 期末、2026-05-18 提出)収益性
営業利益率
11.6%
≧10%が優良
ROA
12.3%
≧5%が優良
ROE
20.6%
≧10%が優良
ROIC
14.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
10.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
23.3%
≧10%が優良
EPS成長率
46.0%
≧10%が優良
3行解説
- 世界初の魚探開発以来のセンサー技術と、100カ国以上を網羅する強固な販売・サービス網が圧倒的な参入障壁となっている。
- 創業家出身の経営陣による長期ビジョンのもと、従来のハード売り切り型から、自律航行や海洋DXを見据えたソリューション型への転換を加速させている。
- 船舶事業への高い依存度はリスクでもあるが、環境規制対応や自動化需要といった不可逆な潮流が強力な追い風となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-09 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 34.4億円 / 予想: 115.0億円
+30.8%
売上高
実績: 313.0億円 / 予想: 1275.0億円
+11.0%
2Q
営業利益
実績: 93.0億円 / 予想: 160.0億円
+27.5%
売上高
実績: 686.5億円 / 予想: 1375.0億円
+9.3%
3Q
営業利益
実績: 126.8億円 / 予想: 160.0億円
+21.0%
売上高
実績: 1027.6億円 / 予想: 1375.0億円
+9.8%
通期
営業利益
実績: 162.5億円 / 予想: 未開示
+23.3%
売上高
実績: 1406.2億円 / 予想: 未開示
+10.8%
3行解説
- 3期連続で過去最高の売上高・利益を更新。連結売上高1,406億円、営業利益162億円に到達し、中期計画の目標を2年連続で超過達成。
- 主力の舶用事業が牽引。商船向けの換装需要や保守サービスに加え、米州でのプレジャーボート向け戦略製品の投入が収益を押し上げた。
- 次期中計(2027年2月期〜)を始動し、総還元性向40%目標や、3年間での積極的な成長投資による事業構造の変革を鮮明化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-09 | 2026年2月期 通期 | +23.3% | -4.1% | +3.0% | -5.0% | -16.7% |
| 2026-01-09 | 2026年2月期 第3四半期 | +21.0% | -1.1% | -6.5% | -26.7% | -26.2% |
| 2025-10-10 | 2026年2月期 第2四半期 | +27.5% | -6.1% | +6.0% | +1.2% | +1.0% |
| 2025-07-09 | 2026年2月期 第1四半期 | +30.8% | +0.6% | +7.3% | +19.7% | +40.7% |
| 2025-04-09 | 2025年2月期 通期 | +102.1% | -4.5% | +2.4% | +4.8% | +25.8% |
| 2025-01-14 | 2025年2月期 第3四半期 | +63.1% | +2.4% | +15.8% | -1.8% | +7.7% |
有価証券報告書
2026-05-18 有価証券報告書-第75期(2025/03/01-2026/02/28)
2025-05-22 有価証券報告書-第74期(2024/03/01-2025/02/28)