多摩川ホールディングス 事業分析

+ マイ銘柄

有価証券報告書(2025-10 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社多摩川ホールディングスは、**「電子・通信用機器事業」「再生可能エネルギー事業」**の2軸で展開する持株会社です。

  • 事業内容・製品: 電子・通信事業では5G、官公庁、防災、交通向けの超高周波デバイス(アッテネータ、フィルタ等)や光伝送装置の開発・製造。エネルギー事業では太陽光・小形風力発電所の売電および発電所の売却。
  • 主要顧客: 日本電気株式会社(売上比率23.8%)、株式会社東芝(同15.3%)と、大手システムインテグレーターへの依存度が高い構造です。
  • 競合環境: 5G市場の拡大や国家予算の増加を背景に官公庁需要が堅調な一方、海外メーカーとの価格競争や、半導体・非鉄金属の原材料不足によるコスト上昇圧力が課題となっています。

2. 要点(3行)

  1. 業績回復と継続企業の前提(GC)に関する注記の解消: 前期の赤字から脱却し、営業利益2.79億円、当期純利益2.68億円を計上したことで、GC注記の疑義が解消された点は大きな転換点。
  2. 受注高の急増とキャッシュフローの乖離: 受注残高が56.07億円と過去最高水準にある一方、先行手配による棚卸資産の急増で営業CFがマイナス(△0.25億円)となっており、資金効率に課題が残る。
  3. 積極的な資金調達による希薄化懸念: 成長資金確保のため第15〜17回新株予約権を発行しており、潜在株式数は約162万株に及ぶ。将来的な1株当たり利益の希薄化リスクを孕んでいる。

3. 業績・収益性のトレンド

  • 売上・利益: 当連結会計年度の売上高は55.88億円、営業利益は2.79億円と黒字転換しました。前期は決算期変更による7ヶ月間の変則決算であったため単純比較は困難ですが、官公庁案件の量産化フェーズ移行が収益を牽引しています。

続きで読める項目(スタンダードプラン以上)

  • 🔒 業績・収益性のトレンド
  • 🔒 事業セグメント別の明暗
  • 🔒 成長戦略の具体性と進捗
  • 🔒 重大なリスク
  • 🔒 株主還元姿勢
  • 🔒 キャッシュフローの質
  • 🔒 資産の健全性
  • 🔒 総評

上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。

プランをアップグレード

市場ポジション

サンプル
市場内 業種内
  • スタンダードプラン以上で見られます
  • 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
  • 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
  • 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧

市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。

プランをアップグレード

業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年10月期2022年10月期2023年10月期2024年10月期2025年10月期
連結経営指標等
売上高 62.4億円 32.9億円 41.5億円 23.6億円 55.9億円
経常利益又は経常損失(△) 3.3億円 -5.1億円 -2.2億円 -0.5億円 2.3億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 1.5億円 -4.8億円 -4.4億円 -1.1億円 2.7億円
包括利益 2.0億円 -5.0億円 -4.1億円 -1.8億円 7.9億円
純資産額 54.4億円 50.0億円 48.9億円 46.8億円 54.7億円
総資産額 83.6億円 86.4億円 95.7億円 98.4億円 112.8億円
1株当たり純資産額 926円/株 829.73円/株 751.47円/株 720.1円/株 837.48円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 25.7円/株 -80.82円/株 -71.02円/株 -17.5円/株 41.23円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 24.36円/株 40.84円/株
自己資本比率 65.0% 57.8% 51.0% 47.5% 48.4%
自己資本利益率 2.8% -9.3% -9.0% -2.4% 5.3%
株価収益率 3420.0% 1850.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー -0.2億円 -18.8億円 -11.3億円 2.6億円 -0.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -1.7億円 -2.7億円 -0.0億円 -1.0億円 -4.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -1.7億円 11.5億円 12.7億円 3.9億円 0.8億円
現金及び現金同等物の残高 20.3億円 10.6億円 12.1億円 17.4億円 13.3億円
従業員数 25100.0% 25000.0% 24600.0% 26300.0% 27800.0%
平均臨時雇用人員 1000.0% 1300.0% 900.0% 1400.0% 1100.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 54.8億円 62.3億円
固定資産 43.6億円 50.4億円
繰延資産 0.0億円 0.0億円
資産 98.4億円 112.8億円
負債の部
流動負債 19.1億円 23.7億円
固定負債 32.5億円 34.3億円
負債 51.6億円 58.0億円
純資産の部
株主資本 46.8億円 49.5億円
評価・換算差額等 -0.0億円 5.1億円
新株予約権 0.1億円 0.1億円
純資産 46.8億円 54.7億円
負債純資産 98.4億円 112.8億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 23.6億円 55.9億円
売上原価 16.4億円 39.0億円
売上総利益又は売上総損失(△) 7.1億円 16.9億円
販売費及び一般管理費 7.6億円 14.1億円
営業利益又は営業損失(△) -0.5億円 2.8億円
営業外収益 0.4億円 0.2億円
営業外費用 0.5億円 0.7億円
経常利益又は経常損失(△) -0.5億円 2.3億円
特別利益 0.0億円 1.3億円
特別損失 0.7億円 0.0億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) -1.2億円 3.6億円
法人税、住民税及び事業税 0.1億円 1.5億円
法人税等調整額 -0.2億円 -0.6億円
法人税等 -0.1億円 0.9億円
当期純利益又は当期純損失(△) -1.1億円 2.7億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -1.1億円 2.7億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 2.6億円 -0.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -1.0億円 -4.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 3.9億円 0.8億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 -0.3億円 0.2億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 5.3億円 -4.0億円
現金及び現金同等物の残高 17.4億円 13.3億円
現金及び現金同等物の残高 17.4億円 13.3億円