新電元工業株式会社は、パワー半導体技術、回路技術、実装技術を中核とするパワーエレクトロニクスメーカーです。主な事業は、ダイオードやMOSFET等を扱う「デバイス事業」、二輪・四輪車用電装品を製造する「電装事業」、EV充電器や通信用整流器を展開する「エネルギーシステム事業」の3本柱で構成されています。主要顧客はホンダグループであり、インドネシアの連結子会社経由を含め売上高の11.5%(121億7,500万円)を占めています。競合環境は、中国メーカーの台頭による価格競争激化に加え、自動車業界の急速な電動化(xEV化)への対応が急務となっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-30 提出)収益性
営業利益率
0.1%
≧10%が優良
ROA
0.1%
≧5%が優良
ROE
-3.6%
≧10%が優良
ROIC
0.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
-90.0%
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は1,058億円(前期比3.5%増)と増収を確保したが、デバイス事業の構造改革費用や棚卸資産評価損の計上により、営業利益は1.28億円(同89.9%減)と大幅な減益。
- デバイス事業の営業損失が22億円に拡大する一方、エネルギーシステム事業は黒字転換し、電装事業もインド・インドネシア市場が堅調に推移。
- 営業キャッシュ・フローが21億円のマイナスに転じ、資金繰りを補填するため100億円の長期借入を実施。配当も前期の130円から65円へ半減。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 14.5億円 / 予想: 33.0億円
+1198.2%
売上高
実績: 271.9億円 / 予想: 1100.0億円
+9.0%
2Q
営業利益
実績: 23.2億円 / 予想: 33.0億円
+533.3%
売上高
実績: 542.5億円 / 予想: 1100.0億円
+7.3%
3Q
営業利益
実績: 31.2億円 / 予想: 35.0億円
+311.2%
売上高
実績: 838.1億円 / 予想: 1117.0億円
+8.0%
通期
営業利益
実績: 38.5億円 / 予想: 未開示
+2906.3%
売上高
実績: 1138.4億円 / 予想: 未開示
+7.6%
3行解説
- 2026年3月期は売上高1,138億円(前年同期比7.6%増)、営業利益38億円と大幅増益を達成し、全ての利益段階で黒字転換を果たした。
- パワーデバイス事業が構造改革とM&A(京セラ㈱からの事業承継)寄与により黒字化した一方、主力のパワーユニット事業は増収ながらも先行投資で減益となった。
- 2027年3月期は売上高1,212億円と増収を見込むが、前期に計上した投資有価証券売却益などの一過性利益が剥落し、純利益は27億円(52.3%減)と大幅減益の予想。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +2906.3% | — | — | — | — |
| 2026-02-09 | 2026年3月期 第3四半期 | +311.2% | +4.0% | +1.1% | -5.5% | -14.8% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +533.3% | +3.3% | -7.9% | -0.3% | -0.5% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +1198.2% | -1.6% | +17.0% | +13.1% | +13.9% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | -90.0% | -0.4% | -8.7% | -3.8% | +6.4% |
| 2025-02-10 | 2025年3月期 第3四半期 | -26.6% | +0.6% | +4.1% | +5.1% | -16.9% |
有価証券報告書
2025-06-30 有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)