日置電機株式会社(HIOKI)は、電気計測器の開発、生産、販売、サービスを主軸とする独立系メーカーです。「電気の測定」に特化しており、主要製品は電子計測器(インバータ・電池測定用)、自動試験装置(プリント基板検査用)、記録装置、現場測定器(テスター、クランプメータ)など多岐にわたります。
- 主要顧客・市場: 脱炭素社会への転換を背景としたEV(電気自動車)、蓄電池、水素エネルギー関連の製造業、およびAIデータセンター向けの半導体セクター。
- 競合環境: 産業用マザーツールとして極めて高い専門性を持ち、特定のニッチ市場(電池検査など)で強固な地位を築いています。国内外の競合メーカーとの価格競争は存在するものの、独自のセンシング技術とアフターサービス体制で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-02-27 提出)収益性
営業利益率
16.8%
≧10%が優良
ROA
13.6%
≧5%が優良
ROE
13.0%
≧10%が優良
ROIC
11.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
-9.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-11.4%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は405億円(前期比3.2%増)と過去最高を更新したが、DX投資や創業記念事業等のコスト増により営業利益は67.9億円(同9.8%減)の減益となった。
- 棚卸資産の圧縮(前期比約8億円減)に成功し、営業CF(75.2億円)が純利益(54.5億円)を大きく上回るなど、キャッシュフローの質と資金効率が改善している。
- ROEは13.0%、自己資本比率は85.3%と極めて強固な財務基盤を維持し、2026年には15億円規模の自社株買いを決定するなど、積極的な株主還元姿勢を継続。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-04-15 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 23.1億円 / 予想: 76.8億円
+27.8%
売上高
実績: 113.9億円 / 予想: 430.0億円
+16.0%
3行解説
- 売上高は前年同期比16.0%増、営業利益は27.8%増と、データセンターや脱炭素関連の旺盛な需要を背景に大幅な増収増益を達成。
- 自動試験装置の売上高は納期遅延の影響で28.3%減となったが、受注高は41.9%増と極めて強く、先行きの業績寄与に対する期待感が高い。
- 第1四半期時点で通期計画に対する営業利益進捗率が30.0%に達しており、前年同期の勢いを上回る好調な滑り出し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-15 | 2026年12月期 第1四半期 | +27.8% | +3.4% | +31.2% | — | — |
| 2026-01-23 | 2025年12月期 通期 | -9.8% | +0.5% | -6.5% | +7.2% | +11.4% |
| 2025-10-15 | 2025年12月期 第3四半期 | -7.7% | +0.9% | -3.2% | -10.7% | -7.8% |
| 2025-07-15 | 2025年12月期 第2四半期 | -1.5% | -0.8% | -0.7% | +4.3% | +4.3% |
| 2025-04-15 | 2025年12月期 第1四半期 | +11.8% | +0.6% | -11.3% | -18.4% | -23.3% |
| 2025-01-24 | 2024年12月期 通期 | -5.4% | -0.4% | +2.3% | -2.8% | -4.5% |
有価証券報告書
2026-02-27 有価証券報告書-第74期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-02-28 有価証券報告書-第73期(2024/01/01-2024/12/31)