企業解説
1. 企業概要
日本フェンオール株式会社は、「熱のコントロール技術」を基盤とするメーカーです。以下の5つのセグメントで事業を展開しています。
- SSP(防災)部門:火災警報・消火システム、爆発抑制装置の開発・施工。
- サーマル部門:半導体製造装置用熱板、温度センサー等の製造。
- メディカル部門:人工腎臓透析装置の受託生産(主要顧客:東レ・メディカル㈱)。
- PWBA部門:プリント基板の実装組立。
- 消防ポンプ部門:消防ポンプ、消防用車両の製造(連結子会社:㈱シバウラ防災製作所)。
競合環境としては、防災分野では能美防災やホーチキなどの大手が存在する中、特殊環境向け感知器や爆発抑制といったニッチな高付加価値領域に強みを持ちます。
2. 要点(3行)
- 売上高は129.1億円(前期比3.1%増)と増収を確保したが、試験研究費や製品不具合対策費の増加により営業利益は10.6億円(同10.6%減)の減益。
- 消防ポンプ部門が前期比25%超の増収と躍進する一方、メディカル部門は受託生産終了に向けた調整で縮小傾向にあり、セグメント間の明暗が分かれた。
- 自己資本比率は76.0%と極めて高く、無借金経営に近い財務基盤を背景に、西華産業との資本業務提携や新工場建設など成長投資を加速させている。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上高:129.1億円(前期比3.1%増)。消防ポンプや半導体向けサーマル製品が堅調でした。
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 123.7億円 | 124.0億円 | 126.0億円 | 125.2億円 | 129.1億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 13.4億円 | 14.8億円 | 11.6億円 | 13.6億円 | 11.4億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 3.9億円 | 8.3億円 | 3.9億円 | 11.2億円 | 12.5億円 |
| 包括利益 | 7.5億円 | 7.6億円 | 7.6億円 | 15.2億円 | 14.4億円 |
| 純資産額 | 119.2億円 | 123.1億円 | 126.8億円 | 135.9億円 | 146.1億円 |
| 総資産額 | 186.9億円 | 188.1億円 | 190.8億円 | 195.2億円 | 192.3億円 |
| 1株当たり純資産額 | 2,130.1円/株 | 2,196.73円/株 | 2,261.3円/株 | 2,422.68円/株 | 2,605.08円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 68.67円/株 | 147.62円/株 | 68.83円/株 | 198.99円/株 | 222.39円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 63.8% | 65.4% | 66.5% | 69.6% | 76.0% |
| 自己資本利益率 | 3.3% | 6.8% | 3.1% | 8.5% | 8.8% |
| 株価収益率 | 2333.0% | 930.0% | 2237.0% | 857.0% | 812.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 12.0億円 | 4.0億円 | 11.1億円 | 9.5億円 | 3.4億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -12.7億円 | -0.8億円 | 9.4億円 | -6.6億円 | -12.9億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 2.3億円 | -7.1億円 | -6.5億円 | -9.2億円 | -10.4億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 57.4億円 | 53.9億円 | 68.2億円 | 62.9億円 | 42.8億円 |
| 従業員数 | 26100.0% | 27300.0% | 27800.0% | 27500.0% | 27100.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 3900.0% | 3700.0% | 2300.0% | 2300.0% | 2400.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 138.4億円 | 122.4億円 |
| ▶ 固定資産 | 56.8億円 | 69.9億円 |
| 資産 | 195.2億円 | 192.3億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 46.7億円 | 31.9億円 |
| ▶ 固定負債 | 12.6億円 | 14.3億円 |
| 負債 | 59.4億円 | 46.2億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 118.7億円 | 127.0億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 17.1億円 | 19.1億円 |
| 純資産 | 135.9億円 | 146.1億円 |
| 負債純資産 | 195.2億円 | 192.3億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 125.2億円 | 129.1億円 |
| 売上原価 | 83.8億円 | 87.5億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 41.4億円 | 41.6億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 29.5億円 | 31.1億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 11.8億円 | 10.6億円 |
| ▶ 営業外収益 | 1.9億円 | 1.2億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.1億円 | 0.3億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 13.6億円 | 11.4億円 |
| ▶ 特別利益 | 1.2億円 | 6.0億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.1億円 | 0.5億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 14.6億円 | 16.9億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 4.0億円 | 4.0億円 |
| 法人税等調整額 | -0.5億円 | 0.4億円 |
| 法人税等 | 3.5億円 | 4.4億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 11.2億円 | 12.5億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 11.2億円 | 12.5億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 9.5億円 | 3.4億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -6.6億円 | -12.9億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -9.2億円 | -10.4億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 1.0億円 | -0.1億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -5.3億円 | -20.1億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 62.9億円 | 42.8億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 62.9億円 | 42.8億円 |