QLSホールディングス 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社QLSホールディングスは、直営保育施設の運営を中心とした「保育事業」、訪問介護や障がい者グループホームを展開する「介護福祉事業」、および自動車整備士に特化した「人材派遣事業」の3本柱で構成される企業グループです。

  • 保育事業: 2025年3月末時点で認可保育所35施設、学童保育13施設などを運営。自治体からの委託費や補助金が主な収益源です。
  • 介護福祉事業: 訪問介護17拠点、共同生活援助(障がい者グループホーム)54施設など、多岐にわたるサービスをライフステージに合わせて展開。
  • 人材派遣事業: 主に自動車ディーラー向けに整備士を派遣。リコール対応などの緊急需要に強みを持ちます。
  • 競合・顧客環境: 待機児童が集中する首都圏・近畿圏でのドミナント展開を強みとする一方、業界全体で深刻な保育士・介護士・整備士の不足という課題に直面しています。主要顧客は東京都(売上比率33.5%)、大阪市(同10.1%)などの地方自治体です。

2. 要点(3行)

  1. M&Aと新規施設開設により売上高は前年同期比26.2%増の105.48億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同62.7%増の3.72億円と大幅な増収増益を達成。
  2. 積極的なM&A戦略により介護福祉事業のセグメント利益が前年の1,147万円から1.01億円へと約8.8倍に急伸し、事業ポートフォリオの多角化が進展。
  3. ROEは27.2%と極めて高い水準を維持し、自己資本比率も32.1%へ改善したが、売上債権の増加に伴う営業キャッシュフローの伸び悩みと人材確保コストが将来の懸念材料。

3. 業績・収益性のトレンド

売上高は105.48億円(前期比26.2%増)、経常利益は5.94億円(同47.1%増)と非常に強い成長トレンドにあります。

  • 収益性指標: ROE(自己資本利益率)は27.2%(前期24.3%)と、労働集約型ビジネスとしては極めて高い資本効率を実現しています。

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  • 🔒 業績・収益性のトレンド
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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 44.7億円 56.4億円 69.2億円 83.6億円 105.5億円
経常利益又は経常損失(△) 0.6億円 1.4億円 3.4億円 4.0億円 5.9億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -1.6億円 0.1億円 2.3億円 2.3億円 3.7億円
包括利益 -1.6億円 0.1億円 2.3億円 2.3億円 3.7億円
純資産額 5.3億円 5.4億円 7.7億円 11.2億円 16.2億円
総資産額 42.0億円 47.2億円 37.7億円 42.9億円 50.6億円
1株当たり純資産額 87.01円/株 89.23円/株 127.2円/株 168.14円/株 217.08円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) -27.18円/株 2.22円/株 37.95円/株 35.17円/株 53.59円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 32.82円/株 50.01円/株
自己資本比率 12.5% 11.4% 20.4% 26.0% 32.1%
自己資本利益率 -27.0% 2.5% 35.1% 24.3% 27.2%
株価収益率 1107.0% 1379.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 6.1億円 11.2億円 15.6億円 5.1億円 5.1億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -15.2億円 -17.0億円 -1.8億円 -2.1億円 -2.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 10.3億円 6.0億円 -12.5億円 -0.9億円 -0.8億円
現金及び現金同等物の残高 9.6億円 9.8億円 11.2億円 13.2億円 15.7億円
従業員数 49000.0% 55900.0% 65300.0% 76600.0% 93300.0%
平均臨時雇用人員 54300.0% 55500.0% 63200.0% 76400.0% 103500.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 27.5億円 32.4億円
固定資産 15.4億円 18.1億円
資産 42.9億円 50.6億円
負債の部
流動負債 18.9億円 21.5億円
固定負債 12.8億円 12.8億円
負債 31.7億円 34.3億円
純資産の部
株主資本 11.2億円 16.2億円
新株予約権 0.0億円
純資産 11.2億円 16.2億円
負債純資産 42.9億円 50.6億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 83.6億円 105.5億円
売上原価 70.2億円 88.1億円
売上総利益又は売上総損失(△) 13.4億円 17.4億円
販売費及び一般管理費 9.3億円 11.3億円
営業利益又は営業損失(△) 4.1億円 6.1億円
営業外収益 0.2億円 0.2億円
営業外費用 0.2億円 0.4億円
経常利益又は経常損失(△) 4.0億円 5.9億円
特別利益 0.6億円
特別損失 0.6億円 1.0億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 3.5億円 5.5億円
法人税、住民税及び事業税 1.2億円 1.9億円
法人税等調整額 0.0億円 -0.2億円
法人税等 1.2億円 1.8億円
当期純利益又は当期純損失(△) 2.3億円 3.7億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 2.3億円 3.7億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 5.1億円 5.1億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -2.1億円 -2.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -0.9億円 -0.8億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 -0.0億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 2.0億円 2.1億円
現金及び現金同等物の残高 13.2億円 15.7億円
非連結子会社との合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 0.4億円
現金及び現金同等物の残高 13.2億円 15.7億円