短信要約
1. 要点(3行)
- 国内好調も海外で巨額損失: 営業収益は国内CFD・暗号資産の好調で過去最高(532.7億円)を更新したが、タイ証券事業での貸倒引当金繰入(95.3億円)が響き、営業利益は38.2%減と大幅減益。
- タイ事業からの完全撤退を決定: 信用取引の不公正取引等に端を発した損失を受け、2025年12月末を目処にタイ連結子会社の全事業廃止と解散・清算を決定し、不透明感を早期に払拭する構え。
- 株主還元を大幅強化: 配当性向の目標を従来の50%以上から「65%以上」へ引き上げ。タイ撤退という負の遺産を整理しつつ、強固な国内収益基盤を背景に還元姿勢を鮮明にした。
2. 直近の業績と進捗率
2024年12月期(通期)の連結業績は以下の通りです。
- 営業収益: 532.7億円(前期比 +3.6%)
- 営業利益: 89.3億円(前期比 △38.2%)
- 経常利益: 84.3億円(前期比 △40.2%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 47.5億円(前期比 △38.0%)
進捗と勢いの変化: 本決算は通期着地のため進捗率は100%です。収益面では、第4四半期単体でも128.5億円を確保しており、国内ビジネスの勢いは維持されています。しかし、利益面ではタイ事業の特別損失(減損損失3.4億円)や販売管理費への貸倒引当金計上が重なり、通期計画(非開示だが市場期待値)に対しては下振れて着地したと推察されます。
3. セグメント別のモメンタム
- 証券・FX事業(減速・一部好調):
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今期実績
2024-01 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-01 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 532.7億円 | +3.6% | 514.3億円 |
| 営業利益 | 89.3億円 | -38.2% | 144.5億円 |
| 経常利益 | 84.3億円 | -40.2% | 141.1億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 47.5億円 | -38.0% | 76.5億円 |
| 包括利益 | 50.5億円 | -37.3% | 80.6億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 40.22円 | — | 65.41円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2024-12末 | 2023-12末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 13948.2億円 | 11255.0億円 |
| 純資産 | 484.4億円 | 464.4億円 |
| 自己資本比率 | 3.4% | 4.1% |
| 自己資本 | 481.2億円 | 464.3億円 |
| 1株当たり純資産 | 407.81円 | 393.52円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | 10.0% | 17.8% |
| ROA(総資産経常利益率) | 0.7% | 1.3% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 237.3億円 | 105.0億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -66.1億円 | -108.2億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 169.8億円 | 91.4億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 1157.5億円 | 811.5億円 |
来期予想
業績予想は開示されていません。
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 第1四半期末 | 10.1円 | 11.87円 |
| 中間 | 5.7円 | 2円 |
| 第3四半期末 | 9.8円 | 8.27円 |
| 期末 | 7.2円 | 5.24円 |
配当性向:当期 68.1% / 前期 50.1%
純資産配当率:当期 6.8% / 前期 8.8%