GMOフィナンシャルホールディングス(以下、GMO-FH)は、GMOインターネットグループの中核を担う金融事業会社です。主な事業は、FX取引高で世界トップクラスを誇る「GMOクリック証券」や「GMO外貨」を通じた証券・FX事業、および暗号資産の売買・交換を提供する暗号資産事業(GMOコイン)です。主要顧客は個人投資家であり、グループ独自のシステム開発力を武器に、低コストかつ利便性の高い取引プラットフォームを提供しています。競合環境としては、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券、およびDMM.com証券等のFX専業会社と熾烈なシェア争いを展開しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-23 提出)収益性
営業利益率
32.0%
≧10%が優良
ROA
1.1%
≧5%が優良
ROE
20.6%
≧10%が優良
ROIC
3.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-7.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
77.8%
≧10%が優良
EPS成長率
120.2%
≧10%が優良
3行解説
- 営業収益は前年比7.0%減の495.18億円となったが、貸倒引当金繰入額の減少等により、親会社株主に帰属する当期純利益は同120.2%増の104.48億円と大幅増益を達成した。
- 主力の証券・FX事業は国内取引高シェア20%超を維持し、暗号資産事業も口座数77.5万口座と拡大傾向にあるが、タイ事業の撤退遅延と多額の貸倒引当金が依然としてリスク要因となっている。
- 2026年12月期より「DOE(連結株主資本配当率)10%」を下限とする新たな配当方針を導入し、利益成長と連動した積極的な株主還元姿勢を鮮明にした。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-04-30 15:31 提出)進捗
※ 通期業績予想は非開示(実績のみ表示)
1Q
営業利益
実績: 64.6億円 / 予想: 未開示
+53.1%
売上高
実績: 162.3億円 / 予想: 未開示
+25.1%
3行解説
- 2026年12月期第1四半期は、CFD収益が前年同期比3倍以上と急増し、営業利益が前年同期比53.1%増の64.62億円に達する四半期ベースでの過去最高業績を達成。
- 証券・FX事業が牽引する一方で、暗号資産事業は市場全体の低調な推移により減収減益となり、事業セグメント間で明暗が分かれた。
- 2026年3月にLASHIC少額短期保険(現・GMO少額短期保険)を完全子会社化し、インターネット総合金融グループとして保険分野へ新規参入。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年12月期 第1四半期 | +53.1% | -0.8% | +1.9% | — | — |
| 2026-02-04 | 2025年12月期 通期 | +77.8% | +0.6% | -7.2% | +1.7% | +4.3% |
| 2025-10-31 | 2025年12月期 第3四半期 | +57.7% | -2.5% | -0.6% | -1.1% | -7.7% |
| 2025-08-05 | 2025年12月期 第2四半期 | +97.7% | +0.5% | +6.5% | +11.8% | +1.2% |
| 2025-05-01 | 2025年12月期 第1四半期 | -3.0% | -1.0% | -1.3% | +1.2% | -4.1% |
| 2025-02-04 | 2024年12月期 通期 | -38.2% | -0.9% | +0.4% | +8.0% | +10.9% |
有価証券報告書
2026-03-23 有価証券報告書-第15期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-24 有価証券報告書-第14期(2024/01/01-2024/12/31)