株式会社かんぽ生命保険は、日本郵政グループの中核企業であり、全国の郵便局ネットワークを活用した個人向け生命保険事業(保険引受、資産運用)を展開しています。
- 主要製品・サービス:養老保険、終身保険、学資保険を中心とした簡易・小口の商品群を提供。
- 主要顧客:国内の家庭市場。特に中高齢層や女性の顧客基盤が厚いのが特徴です。
- 競合環境:日本生命等の大手生保、外資系生保、JA共済等の各種協同組合と激しく競合しています。また、郵政民営化法による業務制限(上乗せ規制)を受ける特異な立場にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-13 提出)収益性
営業利益率
5.4%
≧10%が優良
ROA
0.3%
≧5%が優良
ROE
3.7%
≧10%が優良
ROIC
4.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
27.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
5.7%
≧10%が優良
EPS成長率
41.8%
≧10%が優良
3行解説
- 業績回復:一時払終身保険の好調により新契約件数が前期比26.5%増と伸長し、親会社株主に帰属する当期純利益は1,234億円(前期比41.8%増)の大幅増益を達成。
- 戦略的投資:収益源多角化のため大和アセットマネジメントへの出資(20%取得、のれん336億円計上)や、KKR等との海外運用提携を推進。
- 還元重視:配当を104円(前期比10円増)へ増配し、350億円規模の自社株買い・消却を実施するなど、営業CFマイナス下でも強力な株主還元を継続。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 674.1億円 / 予想: 2400.0億円
-1.0%
売上高
実績: 1.4兆円 / 予想: 5.6兆円
-2.1%
2Q
営業利益
実績: 1838.7億円 / 予想: 2600.0億円
+10.2%
売上高
実績: 2.9兆円 / 予想: 5.7兆円
-2.2%
3Q
営業利益
実績: 2344.3億円 / 予想: 2600.0億円
+5.2%
売上高
実績: 4.1兆円 / 予想: 5.7兆円
-5.4%
3行解説
- 利益面の急伸: 経常収益は前年同期比5.4%減の4兆986億円と減収ながら、親会社株主に帰属する四半期純利益は同40.3%増の1,184億円と大幅増益で着地。
- 資本効率の追求: 順ざやの増加や標準責任準備金負担の減少が利益を押し上げたほか、機動的な自己株式取得と消却、さらには1対3の株式分割(2026年4月1日発効)を発表。
- 財務体質の改善: 運用環境の好転により、その他有価証券評価差額金が前年度末比58.4%増の2兆4,575億円に拡大し、純資産は27.2%増の4兆1,227億円へと大きく伸長。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +5.2% | +1.2% | -1.7% | -3.0% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | +10.2% | +1.2% | +5.6% | +7.4% | +15.8% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -1.0% | -2.2% | -2.2% | -2.9% | -6.8% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +5.7% | -0.3% | +5.8% | +12.1% | +16.0% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +77.6% | +0.4% | -3.5% | +3.5% | -3.4% |
有価証券報告書
2025-06-13 有価証券報告書-第19期(2024/04/01-2025/03/31)