短信要約
1. 要点(3行)
- 業績の急速な悪化と大幅な下方修正: 営業損益が前年同期の329億円の黒字から277億円の赤字へ転落。通期予想も2,750億円の営業赤字へ大幅下方修正し、配当予想も「無配」に転じるなど、深刻な収益悪化に直面している。
- 自動車事業の不振と財務基盤の揺らぎ: 自動車事業単体で2,019億円のセグメント損失を計上。フリーキャッシュフロー(自動車事業)も5,928億円のマイナスとなり、ネットキャッシュは半年間で5,075億円減少した。
- 「背水の陣」の構造改革: 本社ビルのセール・アンド・リースバック(売却益約739億円)や、固定資産の減損(708億円)を断行。経営再建計画「Re:Nissan」に基づき、なりふり構わぬ資産流動化とコスト削減に踏み出している。
2. 直近の業績と進捗率
- 売上高: 5兆5,787億円(前年同期比6.8%減)
- 営業損益: △277億円(前年同期は329億円の黒字)
- 経常損益: △779億円(前年同期は1,161億円の黒字)
- 親会社株主に帰属する中間純損益: △2,219億円(前年同期は192億円の純利益)
【進捗率と勢いの変化】 通期計画(売上高11.7兆円、営業損失2,750億円)に対する売上高進捗率は47.7%と、前年同期(5,984億円に対し50.1%)と比較して勢いが鈍化。特筆すべきは営業利益で、前年同期は通期黒字に向けた着実な推移を見せていたが、今期は中間期ですでに赤字に沈み、通期でさらなる赤字拡大を見込む極めて厳しい「ネガティブ・モメンタム」にある。
3. セグメント別のモメンタム
- 自動車事業(減速): 売上高5兆486億円(前年同期比8.0%減)、セグメント損失2,019億円(前年同期は1,430億円の損失)。販売台数が前年同期比7.3%減の148万台と低迷。米国関税の影響や為替変動、コスト削減効果を上回る販売減が響いている。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期累計実績
2025-04 〜 2025-09
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-09 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 55786.9億円 | -6.8% | 59842.2億円 |
| 営業利益 | -276.5億円 | — | 329.1億円 |
| 経常利益 | -779.3億円 | — | 1160.6億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | -2219.2億円 | — | 192.2億円 |
| 包括利益 | -2043.6億円 | — | -748.0億円 |
| 1株当たり当期純利益 | -63.55円 | — | 5.24円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | 5.24円 |
財務状態
| 項目 | 2025-09末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 191338.4億円 | 190240.6億円 |
| 純資産 | 51656.7億円 | 54453.5億円 |
| 自己資本比率 | 24.8% | 26.1% |
| 自己資本 | 47482.3億円 | 49582.4億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 117000.0億円 | -7.4% |
| 営業利益 | -2750.0億円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 0円 | 0円 |
| 期末 | 0円 | 0円 予想 |
| 年間合計 | 0円 | 0円 予想 |