企業解説
1. 企業概要
株式会社ユニバンスは、自動車用の駆動系ユニット(四輪駆動装置、ギヤボックス等)およびパーツ(輸送用機器部品等)の製造・販売を主軸とする独立系部品メーカーです。
- 主要製品: 四輪駆動車用の「トランスファー」、電気自動車(EV)向け「e-Axle」用リダクションギヤ、産業機械用変速機など。
- 主要顧客(売上構成比): 日産自動車(27.8%)、Ford Motor Company(26.1%)、本田技研工業(18.6%)、CNH Industrial(8.9%)と、国内外の大手OEMにバランスよく供給しています。
- 競合環境: 電動化へのシフトが加速する中、既存のエンジン車向け駆動系部品の市場が縮小するリスクに晒されており、技術開発競争が激化しています。
2. 要点 (3行)
- 連結売上高は539億円(前期比2.2%増)と増収ながら、日本国内の労務費上昇や仕入コスト増が響き、経常利益は43.9億円(同3.2%減)の小幅減益。
- ユニット事業が利益を牽引(セグメント利益41.9億円)する一方、部品事業は中国市場の低迷とコスト増で1.7億円の赤字に転落し、明暗が分かれた。
- 連結子会社「遠州クロム」の土壌汚染対策費として累計23億円超の引当金を計上しており、工場移転を伴う全面修復方針への変更による将来的な追加コストが最大の懸念点。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上高: 539.1億円(前期比2.2%増)。アジア拠点での半導体不足解消や円安による為替換算影響(11.4億円増)が寄与しました。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年03月期 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 462.5億円 | 490.6億円 | 486.0億円 | 527.7億円 | 539.2億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | -2.5億円 | 32.9億円 | 11.0億円 | 45.4億円 | 43.9億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | -13.1億円 | 28.4億円 | 7.9億円 | 17.7億円 | 29.5億円 |
| 包括利益 | 3.8億円 | 27.7億円 | 19.9億円 | 43.1億円 | 22.5億円 |
| 純資産額 | 160.2億円 | 187.0億円 | 205.5億円 | 246.6億円 | 266.4億円 |
| 総資産額 | 443.5億円 | 429.4億円 | 430.6億円 | 463.6億円 | 448.9億円 |
| 1株当たり純資産額 | 769.02円/株 | 897.61円/株 | 986.35円/株 | 1,184.1円/株 | 1,278.82円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | -63.08円/株 | 136.11円/株 | 37.83円/株 | 85.16円/株 | 141.53円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 36.1% | 43.5% | 47.7% | 53.2% | 59.3% |
| 自己資本利益率 | -8.3% | 16.3% | 4.0% | 7.8% | 11.5% |
| 株価収益率 | -679.0% | 369.0% | 1015.0% | 887.0% | 269.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 29.5億円 | 54.4億円 | 52.4億円 | 65.6億円 | 71.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -38.1億円 | -16.3億円 | -24.5億円 | -21.1億円 | -22.9億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 5.3億円 | -38.3億円 | -21.0億円 | -30.3億円 | -21.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 28.3億円 | 29.8億円 | 37.1億円 | 52.0億円 | 79.8億円 |
| 従業員数 | 165600.0% | 162300.0% | 157700.0% | 154600.0% | 151800.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 53100.0% | 50300.0% | 42800.0% | 41100.0% | 40300.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 227.7億円 | 237.8億円 |
| ▶ 固定資産 | 235.9億円 | 211.1億円 |
| 資産 | 463.6億円 | 448.9億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 140.8億円 | 110.7億円 |
| ▶ 固定負債 | 76.2億円 | 71.8億円 |
| 負債 | 217.0億円 | 182.5億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 189.8億円 | 216.6億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 56.8億円 | 49.8億円 |
| 非支配株主持分 | — | 0.1億円 |
| 純資産 | 246.6億円 | 266.4億円 |
| 負債純資産 | 463.6億円 | 448.9億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 527.7億円 | 539.2億円 |
| 売上原価 | 430.6億円 | 441.7億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 97.1億円 | 97.5億円 |
| ▶ 販売費及び一般管理費 | 53.4億円 | 57.2億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 43.7億円 | 40.3億円 |
| ▶ 営業外収益 | 2.3億円 | 4.9億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.7億円 | 1.3億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 45.4億円 | 43.9億円 |
| ▶ 特別利益 | 0.8億円 | 0.6億円 |
| ▶ 特別損失 | 21.8億円 | 5.1億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 24.4億円 | 39.4億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 7.8億円 | 9.4億円 |
| 法人税等調整額 | -1.1億円 | 0.5億円 |
| 法人税等 | 6.7億円 | 9.8億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 17.7億円 | 29.5億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | — | 0.0億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 17.7億円 | 29.5億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 65.6億円 | 71.8億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -21.1億円 | -22.9億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -30.3億円 | -21.0億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.7億円 | -0.1億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 14.9億円 | 27.8億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 52.0億円 | 79.8億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 52.0億円 | 79.8億円 |