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日本精機 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

日本精機株式会社は、四輪・二輪車用計器(メーター)およびヘッドアップディスプレイ(HUD)を主力とする自動車部品メーカーです。特にHUDにおいては世界トップクラスのシェアを誇ります。また、家電・OA機器などの表示パネル(民生部品事業)、樹脂材料の加工(樹脂コンパウンド事業)、新潟県内でのホンダ・マツダ車の販売(自動車販売事業)を展開しています。

  • 主要製品: 自動車用計器、HUD、センサー、空調リモコン、樹脂材料。
  • 主要顧客: 本田技研工業(ホンダ)グループへの売上高が全体の28.4%(897.8億円)を占め、依存度が極めて高い状況にあります。
  • 競合環境: 自動車の電動化・高度運転支援(ADAS)化に伴い、次世代HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)としてのHUD需要は拡大していますが、デンソーやコンチネンタル等のメガサプライヤーとの激しい開発競争に晒されています。

2. 要点(3行)

  1. 連結売上高は3,163.9億円(前期比1.3%増)、営業利益は95.8億円(同13.0%増)と増収増益を確保し、筋肉質な企業体質への転換が進む。
  2. HUD事業の強化と欧州事業の黒字化を柱とする中期経営計画を推進する一方、インドでのGST(物品サービス税)訴訟に関連する10.3億円の費用計上が利益を圧迫。
  3. 年間配当を50円(前期比5円増)へ増配し、20億円を上限とする自社株買いを発表するなど、ROEの低さ(2.79%)を意識した積極的な株主還元姿勢が鮮明。

3. 業績・収益性のトレンド

売上高は、中国市場での日本車苦戦の影響を受けたものの、アセアン・インドでの二輪車向け計器の伸長や円安効果により、3,163.9億円(前期比1.3%増)となりました。利益面では、原材料高騰分の価格転嫁交渉や原価低減活動が奏功し、営業利益は95.8億円(同13.0%増)と二桁増益を達成しました。

  • ROE(親会社所有者帰属持分当期利益率): 2.79%(前期2.52%)と微増ながら、依然として資本効率は低い水準にあります。

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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上収益 2169.3億円 2236.2億円 2757.8億円 3123.6億円 3164.0億円
税引前利益又は税引前損失(△) 62.0億円 -14.0億円 63.8億円 139.3億円 93.4億円
当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 5.2億円 -51.8億円 13.1億円 53.0億円 61.2億円
当期包括利益:親会社の所有者に帰属 94.3億円 94.7億円 154.3億円 253.8億円 11.3億円
親会社の所有者に帰属する持分 1792.2億円 1862.6億円 1995.4億円 2215.4億円 2166.9億円
総資産額 3151.9億円 3295.5億円 3562.3億円 3386.3億円 3320.9億円
1株当たり親会社所有者帰属持分 2,971.91円/株 3,087.64円/株 3,306.53円/株 3,716.91円/株 3,777.72円/株
基本的1株当たり利益又は損失(△) 8.97円/株 -85.88円/株 21.65円/株 88.04円/株 104.88円/株
希薄化後1株当たり利益又は損失(△) 8.95円/株 -85.88円/株 21.62円/株 87.93円/株 104.74円/株
親会社所有者帰属持分比率 56.9% 56.5% 56.0% 65.4% 65.3%
親会社所有者帰属持分利益率 0.3% -2.8% 0.7% 2.5% 2.8%
株価収益率 14310.0% 3699.0% 1736.0% 1106.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 106.0億円 -54.4億円 -180.6億円 246.4億円 152.7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -130.1億円 -75.2億円 197.1億円 379.3億円 -83.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 48.8億円 -55.0億円 20.3億円 -595.8億円 -47.5億円
現金及び現金同等物 416.5億円 248.0億円 300.4億円 332.6億円 353.1億円
従業員数 1364100.0% 1338600.0% 1362400.0% 1329100.0% 1345000.0%

貸借対照表

項目 前期当期
財政状態計算書
資産 3386.3億円 3320.9億円
流動資産 2132.3億円 2165.0億円
非流動資産 1254.0億円 1156.0億円
資産 3386.3億円 3320.9億円
負債及び資本 3386.3億円 3320.9億円
負債 1095.8億円 1118.6億円
資本 2290.5億円 2202.3億円
負債及び資本 3386.3億円 3320.9億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上収益 3123.6億円 3164.0億円
売上原価 2668.8億円 2700.6億円
売上総利益 454.7億円 463.4億円
販売費及び一般管理費 360.6億円 367.8億円
その他の収益 14.7億円 16.9億円
その他の費用 24.0億円 16.6億円
営業利益 84.8億円 95.8億円
金融収益 55.9億円 21.0億円
金融費用 1.4億円 23.4億円
税引前四半期利益又は損失(△) 139.3億円 93.4億円
法人所得税費用 83.1億円 30.7億円
当期利益又は損失(△) 56.2億円 62.7億円
当期利益又は損失(△)の帰属
1株当たり当期利益又は損失(△)

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 246.4億円 152.7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 379.3億円 -83.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -595.8億円 -47.5億円
現金及び現金同等物の為替変動による影響 2.2億円 -1.6億円
換算差額を加算後の増減額及び換算差額がない場合の増減額に用いる。 32.1億円 20.5億円
現金及び現金同等物 332.6億円 353.1億円
現金及び現金同等物 332.6億円 353.1億円