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第一興商 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社第一興商は、業務用カラオケ「DAM」の開発・販売・賃貸を中核とし、カラオケボックス「ビッグエコー」や飲食店舗の運営、音楽ソフト制作(日本クラウン等)、さらに駐車場事業「ザ・パーク」を展開する業界最大手企業です。カラオケ市場において高い占有率を誇る「DAM」という強力なプラットフォームを基盤とし、近年はエルダー市場(介護施設向け)や駐車場事業を成長の柱に据えています。競合環境としては、カラオケ機器では株式会社エクシング(JOYSOUND)との事実上の2社独占状態にあり、店舗運営では他社チェーンや異業種(ネットカフェ等)との競争にさらされています。

2. 要点(3行)

  1. 売上高は1,530億円(前期比4.3%増)と過去最高を更新したが、人件費増や設備投資に伴う償却費増により営業利益は179億円(3.5%減)の減益となった。
  2. 親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産売却益(43億円)や繰延税金資産の積み増し等により181億円(44.6%増)と過去最高を記録。
  3. 既存のカラオケ・飲食事業がコスト増で苦戦する中、駐車場事業が売上高31.2%増、営業利益61.4%増と新たな収益の柱として急成長している。

3. 業績・収益性のトレンド

売上高は1,530.2億円(前期比4.3%増)と堅調に推移しました。しかし、利益面では営業利益179.4億円(3.5%減)、**経常利益183.9億円(6.0%減)**と本業の稼ぐ力はやや低下しています。これはベースアップに伴う人件費の増加や、店舗リニューアル等の投資による減価償却費の増加が主な要因です。

一方で、純利益は181.7億円(44.6%増)と急増しました。これは、土地売却に伴う固定資産売却益43億円の計上や、業績回復を見込んだ繰延税金資産の計上(法人税等調整額△26億円)といった一時的要因が大きく寄与しています。

  • ROE(自己資本当期純利益率): 16.2%(前期11.7%)と大幅改善。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 933.2億円 947.9億円 1281.6億円 1467.5億円 1530.2億円
経常利益又は経常損失(△) -11.9億円 8.9億円 136.0億円 195.6億円 184.0億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -187.8億円 52.0億円 83.2億円 125.7億円 181.8億円
包括利益 -175.1億円 51.7億円 90.2億円 132.7億円 188.3億円
純資産額 1060.3億円 1051.6億円 1079.2億円 1089.9億円 1178.6億円
総資産額 1868.0億円 1803.9億円 1886.2億円 2113.9億円 2093.2億円
1株当たり純資産額 956.1円/株 948.33円/株 974.95円/株 1,006.8円/株 1,113.36円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) -169.27円/株 47.61円/株 76.21円/株 117.01円/株 172.56円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 47.54円/株 76.08円/株 116.76円/株 172.09円/株
自己資本比率 55.8% 57.4% 56.4% 50.9% 55.6%
自己資本利益率 -15.7% 5.0% 7.9% 11.7% 16.2%
株価収益率 3650.0% 2870.0% 1660.0% 1000.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 77.5億円 181.7億円 248.7億円 268.0億円 246.6億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -95.4億円 -93.0億円 -121.0億円 -559.1億円 -114.5億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 221.7億円 -84.9億円 -94.9億円 69.3億円 -209.0億円
現金及び現金同等物の残高 676.8億円 681.3億円 714.2億円 493.1億円 415.8億円
従業員数 343700.0% 336900.0% 334000.0% 341100.0% 351600.0%
平均臨時雇用人員 344000.0% 303800.0% 488500.0% 536500.0% 517300.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 734.8億円 675.4億円
固定資産 1379.1億円 1417.7億円
資産 2113.9億円 2093.2億円
負債の部
流動負債 369.1億円 359.9億円
固定負債 654.8億円 554.6億円
負債 1023.9億円 914.5億円
純資産の部
株主資本 1063.4億円 1144.8億円
評価・換算差額等 12.4億円 18.5億円
新株予約権 3.7億円 4.6億円
非支配株主持分 10.3億円 10.7億円
純資産 1089.9億円 1178.6億円
負債純資産 2113.9億円 2093.2億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 1467.5億円 1530.2億円
売上原価 941.4億円 992.6億円
売上総利益又は売上総損失(△) 526.0億円 537.6億円
販売費及び一般管理費 340.0億円 358.1億円
営業利益又は営業損失(△) 186.0億円 179.4億円
営業外収益 13.9億円 18.4億円
営業外費用 4.3億円 13.9億円
経常利益又は経常損失(△) 195.6億円 184.0億円
特別利益 4.0億円 58.0億円
特別損失 12.6億円 12.8億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 186.9億円 229.1億円
法人税、住民税及び事業税 63.2億円 73.5億円
法人税等調整額 -2.3億円 -26.6億円
法人税等 60.9億円 46.9億円
当期純利益又は当期純損失(△) 126.1億円 182.2億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 0.4億円 0.4億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 125.7億円 181.8億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 268.0億円 246.6億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -559.1億円 -114.5億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 69.3億円 -209.0億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 0.7億円 -0.3億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) -221.2億円 -77.2億円
現金及び現金同等物の残高 493.1億円 415.8億円
現金及び現金同等物の残高 493.1億円 415.8億円