小津産業株式会社は、1653年創業の老舗であり、不織布(ふしょくふ)製品の加工・販売を主軸とする企業です。
- 事業内容: 「不織布事業」を核に、電子材料、医療・衛生材料、コスメティック、産業資材など多岐にわたる分野で不織布製品を展開。また、不動産賃貸や過酢酸製剤の販売などの「その他事業」も手掛けています。
- 主要製品: エレクトロニクス用ワイパー「ベンコット」、医療用除菌ウェット製品、農漁業資材(シーダーテープ)など。
- 競合・市場環境: ロシア・ウクライナ情勢や中東情勢によるエネルギー・原材料価格の高止まり、中国経済の低迷などの影響を受けています。自ら製品を企画・開発・生産する「メーカー機能を備えた商社」への変革を急いでいます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-05 期末、2025-08-25 提出)収益性
営業利益率
4.2%
≧10%が優良
ROA
1.7%
≧5%が優良
ROE
2.2%
≧10%が優良
ROIC
1.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
-18.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-25.2%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は102.2億円(前年同期比0.9%増)と微増ながら、原材料高や人件費増、戦略的予算の投入により、親会社株主に帰属する当期純利益は4.08億円(同25.2%減)と大幅な減益。
- 自己資本比率は72.4%と極めて高い財務健全性を誇る一方、自己資本利益率(ROE)は2.14%に留まり、資本効率の改善が急務。
- 監査上の主要な検討事項(KAM)として「棚卸資産の実在性」と「直送取引の収益認識」が挙げられており、多拠点在庫管理と出荷管理の透明性が重要課題。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-05 第3四半期 、2026-04-10 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 1.5億円 / 予想: 3.3億円
-33.0%
売上高
実績: 26.7億円 / 予想: 103.0億円
+3.7%
2Q
営業利益
実績: 3.8億円 / 予想: 4.1億円
-4.5%
売上高
実績: 54.7億円 / 予想: 105.0億円
+3.0%
3Q
営業利益
実績: 5.3億円 / 予想: 4.5億円
+15.1%
売上高
実績: 80.8億円 / 予想: 105.0億円
+3.8%
3行解説
- AI関連需要および光学関連需要の旺盛な伸びを背景に、第3四半期累計の親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比32.3%増の5.03億円と大幅な増益を達成。
- 好調な進捗を受け、通期の営業利益・経常利益・当期純利益の予想を上方修正。特に純利益は期初予想比で約16.2%引き上げられた。
- マスク販売の苦戦や除染布の受注減といったマイナス要因を、クリーン分野の産業向け高付加価値製品の伸長が補う収益構造の変化が見られる。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-10 | 2026年5月期 第3四半期 | +15.1% | -1.2% | -1.1% | — | — |
| 2026-01-09 | 2026年5月期 第2四半期 | -4.5% | -1.0% | -4.6% | -6.5% | -1.1% |
| 2025-10-10 | 2026年5月期 第1四半期 | -33.0% | +1.3% | +2.9% | -0.8% | -0.5% |
| 2025-07-10 | 2025年5月期 通期 | -18.6% | -0.0% | -1.7% | -8.7% | -10.1% |
| 2025-04-11 | 2025年5月期 第3四半期 | -4.8% | +2.3% | +0.2% | -6.6% | -15.9% |
| 2025-01-10 | 2025年5月期 第2四半期 | +14.2% | +0.1% | +1.0% | +3.2% | +4.4% |
有価証券報告書
2025-08-25 有価証券報告書-第114期(2024/06/01-2025/05/31)