株式会社ムサシは、情報・印刷・産業システム機材、金融汎用・選挙システム機材、紙・紙加工品の販売、および不動産賃貸・リース事業を主軸とする専門商社である。特に選挙用投票用紙交付機や読取分類機などの選挙システム機材において圧倒的なシェアを有しており、国政選挙等の実施タイミングが業績を大きく左右する。主要顧客は官公庁、自治体、金融機関、印刷会社など多岐にわたる。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-30 提出)収益性
営業利益率
9.0%
≧10%が優良
ROA
7.1%
≧5%が優良
ROE
10.7%
≧10%が優良
ROIC
6.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
12.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
211.4%
≧10%が優良
EPS成長率
347.0%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、衆議院選挙等の特需と新紙幣発行に伴う金融機材の更新需要が重なり、経常利益が前年比約4.2倍(47.4億円)と記録的な増益を達成。
- 選挙・金融セグメントが収益を牽引し、ROEは10.7%、自己資本比率は68.2%と、資本効率と財務健全性が大幅に向上。
- 現金同等物が209億円と潤沢(総資産の約42%)で、豊富なキャッシュを背景とした次世代DX分野への投資や安定的な株主還元が期待される。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-10 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 11.9億円 / 予想: 19.1億円
+299.7%
売上高
実績: 99.7億円 / 予想: 373.6億円
+27.9%
2Q
営業利益
実績: 23.6億円 / 予想: 26.9億円
+288.6%
売上高
実績: 199.3億円 / 予想: 373.7億円
+20.2%
3Q
営業利益
実績: 24.9億円 / 予想: 40.7億円
-12.3%
売上高
実績: 281.0億円 / 予想: 402.7億円
-0.5%
3行解説
- 第3四半期累計の純利益は前年同期比58.4%減と大幅減益だが、これは前年の持分法投資利益の剥落と今期の減損損失計上による一過性の側面が強い。
- 選挙システム機材事業が東京都議選や参議院選の需要を取り込み大幅な増益を達成し、グループ全体の収益を力強く牽引している。
- 業績の進捗を踏まえ通期予想を上方修正し、期末に30円の特別配当を実施(年間配当76円)することを決定。株主還元姿勢を強めている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -12.3% | +0.7% | +2.0% | +16.2% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | +288.6% | -0.9% | -7.0% | -3.8% | +1.8% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | +299.7% | -1.1% | -0.5% | +11.8% | +7.6% |
| 2025-05-16 | 2025年3月期 通期 | +211.4% | +3.9% | -4.1% | -1.2% | +3.8% |
| 2025-02-04 | 2025年3月期 第3四半期 | +217.1% | +1.6% | +6.4% | +1.4% | +7.4% |
有価証券報告書
2025-06-30 有価証券報告書-第104期(2024/04/01-2025/03/31)