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丸文 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

丸文株式会社(7537)の2025年3月期決算短信に基づき、足元の変化と今後の見通しを証券アナリストの視点で要約・分析します。

1. 要点(3行)

  • 利益構成の歪み: デバイス事業の市況悪化で営業利益が前期比31.0%減となる一方、為替差益7.9億円の計上等により、純利益は前期比25.6%増の42.7億円と大幅増益で着地。
  • 財務体質の急改善: 資産圧縮(未収入金の回収等)により総資産を約293億円削減。自己資本比率は29.1%から37.7%へ8.6ポイント上昇し、財務健全性が大幅に向上した。
  • 次期の大幅減益予想: 2026年3月期はデバイス事業における在庫調整の長期化と「商権移管」の影響を織り込み、営業利益29.7%減、純利益41.5%減と厳しい見通し。

2. 直近の業績と進捗率

2025年3月期の実績は以下の通りです。

  • 売上高: 2,108億円(前期比10.8%減)
  • 営業利益: 89.5億円(前期比31.0%減)
  • 経常利益: 63.4億円(前期比12.7%増)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 42.7億円(前期比25.6%増)

分析: 通期計画に対する進捗率は、実績ベースで100%に到達していますが、前年同期比で見ると本業の稼ぐ力(営業利益)に急ブレーキがかかっています。増益の主因は円安進行による為替差益等の営業外要因であり、クオリティの高い増益とは言い難い内容です。

3. セグメント別のモメンタム

  • デバイス事業(減速): 売上高1,510億円(前期比15.6%減)、営業利益58.8億円(前期比44.0%減)。自動車向けやPC周辺機器向けの半導体需要が低迷し、在庫調整の局面が継続しています。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 2108.4億円 +10.8% 2364.9億円
営業利益 89.6億円 +31.0% 129.8億円
経常利益 63.4億円 +12.7% 56.3億円
当期純利益(親会社帰属) 42.7億円 +25.6% 34.0億円
包括利益 59.7億円 +0.4% 59.9億円
1株当たり当期純利益 163.3円 130.07円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 1447.7億円 1741.2億円
純資産 605.0億円 564.3億円
自己資本比率 37.7% 29.1%
自己資本 545.2億円 507.0億円
1株当たり純資産 2,083.52円 1,938.07円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 8.1% 6.9%
ROA(総資産経常利益率) 4.0% 3.2%
売上高営業利益率 4.2% 5.5%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 186.2億円 226.9億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 21.5億円 14.2億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 164.1億円 200.5億円
期末現金及び現金同等物残高 235.3億円 230.3億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 2060.0億円 +2.3%
営業利益 63.0億円 +29.7%
経常利益 43.0億円 +32.2%
当期純利益 25.0億円 +41.5%
1株当たり当期純利益 95.53円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 25円 25円
期末 27円 41円
配当性向:当期 40.4% / 前期 40.0% 純資産配当率:当期 3.3% / 前期 2.8%

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