短信要約
1. 要点(3行)
- 増収減益の着地: 売上高は値上げ効果や子会社の拡大で前年同期比7.7%増と伸長したが、米価高騰や人件費・物流費の増加が利益を圧迫し、営業利益は3.0%減の37.6億円となった。
- 純利益の急落: 本部ソフトウェアの入れ替えに伴う固定資産除却損(2.7億円)や店舗の減損損失(3.3億円)の計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は13.3%減の22.6億円と大きく落ち込んだ。
- 多角化ブランドの躍進と既存店の苦戦: ジンギスカン「大黒屋」が売上高45.3%増と急成長し国内子会社事業が牽引する一方、主力の「CoCo壱番屋」は客数が4.0%減と落ち込み、値上げによる客単価上昇で補う構図が鮮明となった。
2. 直近の業績と進捗率
2026年2月期第3四半期累計の連結実績は以下の通りです。
- 売上高: 484.8億円(前年同期比+7.7%、通期計画進捗率 72.0%)
- 営業利益: 37.6億円(前年同期比△3.0%、通期計画進捗率 69.8%)
- 経常利益: 40.3億円(前年同期比△0.4%、通期計画進捗率 73.4%)
- 四半期純利益: 22.6億円(前年同期比△13.3%、通期計画進捗率 68.5%)
進捗分析: 売上高・各段階利益ともに、通期計画に対する進捗率は目安となる75%を下回っています。前年同期の営業利益(38.8億円)から減益に転じており、特にコスト増が利益確定を遅らせている印象です。第4四半期に繁忙期を含みますが、計画達成には利益面での巻き返しが必要です。
3. セグメント別のモメンタム
- 国内CoCo壱番屋(既存店): 「停滞」。既存店売上高は前年同期比1.0%増と微増に留まりました。内訳は客単価が5.2%上昇した一方、客数は4.0%減とマイナスが続いており、度重なる価格改定への消費者の抵抗感が見て取れます。
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今期累計実績
2025-03 〜 2025-11
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-03 〜 2024-11 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 484.8億円 | +7.7% | 449.9億円 |
| 営業利益 | 37.7億円 | -3.0% | 38.8億円 |
| 経常利益 | 40.4億円 | -0.4% | 40.5億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 22.6億円 | -13.3% | 26.1億円 |
| 包括利益 | 21.6億円 | -21.6% | 27.6億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 14.16円 | — | 16.33円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-11末 | 2025-02末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 468.4億円 | 465.9億円 |
| 純資産 | 322.4億円 | 326.0億円 |
| 自己資本比率 | 67.6% | 68.8% |
| 自己資本 | 316.7億円 | 320.5億円 |
| 1株当たり純資産 | 198.44円 | 200.88円 |
通期予想
2025-03 〜 2026-02
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 673.0億円 | +10.3% |
| 営業利益 | 54.0億円 | +9.6% |
| 経常利益 | 55.0億円 | +5.9% |
| 当期純利益 | 33.0億円 | +4.0% |
| 1株当たり当期純利益 | 20.68円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 8円 | 8円 |
| 期末 | 8円 | 8円 予想 |
| 年間合計 | 16円 | 16円 予想 |