トップカルチャー 事業分析

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有価証券報告書(2024-10 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社トップカルチャーは、新潟県を拠点に「蔦屋書店」の大型複合店舗を運営する国内最大級のフランチャイジーです。主力は書籍、文具、雑貨、レンタル等の「蔦屋書店事業」ですが、近年は収益構造の多角化を目指し、「ゲーム・トレーディングカード事業(古本市場等)」、「スポーツ関連事業(サッカークラブ運営)」、「訪問看護事業」、および連結子会社を通じた「飲食事業(タリーズコーヒー)」を展開しています。競合環境としては、電子書籍の普及やネット配信サービスの拡大、Amazon等のECサイト、さらにはドラッグストアや他業態との生活雑貨販売競争の激化にさらされています。

2. 要点(3行)

  • 継続企業の前提に関する注記(GC注記)の記載があり、3期連続の営業損失計上と自己資本比率10.0%への低下により、極めて厳しい財務状況にある。
  • 主力の蔦屋書店事業が赤字(セグメント損失6.09億円)の足かせとなる一方、新規連結の飲食事業(タリーズ)が唯一の黒字化達成で成長の柱となっている。
  • 営業CFはプラスを維持しているが、現預金(9.78億円)に対して短期借入金(45億円)が過大で、資金繰りの安全性には重大な懸念が残る。

3. 業績・収益性のトレンド

売上高は184億1,402万円(前年同期比2.8%減)、営業損失は5億195万円(前期は8億226万円の損失)となりました。不採算店舗の閉店(当期6店舗)により赤字幅は縮小したものの、依然として本業の収益性は回復していません。

  • ROE・自己資本比率: 親会社株主に帰属する当期純損失7億1,762万円を計上した結果、ROEは算出不能、自己資本比率は前末の14.3%から10.0%へと急速に悪化しています。1株当たり純資産は△36.98円と債務超過に準ずる危機的な水準にあります。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2020年10月期2021年10月期2022年10月期2023年10月期2024年10月期
連結経営指標等
売上高 301.3億円 264.1億円 209.1億円 189.5億円 184.1億円
経常利益又は経常損失(△) 4.8億円 2.8億円 -1.9億円 -8.9億円 -5.8億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 3.7億円 -19.4億円 -2.7億円 -13.8億円 -7.2億円
包括利益 3.7億円 -19.4億円 -2.9億円 -13.6億円 -7.2億円
純資産額 36.5億円 38.1億円 34.0億円 25.1億円 16.2億円
総資産額 201.8億円 183.3億円 181.8億円 172.4億円 157.8億円
1株当たり純資産額 298.86円/株 136.63円/株 99.39円/株 19.79円/株 -36.98円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 30.73円/株 -160.52円/株 -22.58円/株 -110.98円/株 -45.97円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 30.66円/株
自己資本比率 17.9% 20.6% 18.5% 14.3% 10.0%
自己資本利益率 10.8%
株価収益率 1200.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 33.6億円 -24.1億円 2.2億円 -2.0億円 8.0億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 1.2億円 2.0億円 -0.2億円 1.0億円 1.2億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -25.2億円 13.1億円 0.6億円 0.9億円 -15.0億円
現金及び現金同等物の残高 22.1億円 13.1億円 15.7億円 15.6億円 9.8億円
従業員数 26600.0% 22100.0% 20700.0% 20700.0% 19800.0%
平均臨時雇用人員 41800.0% 38300.0% 32500.0% 37600.0% 36800.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 97.2億円 87.5億円
固定資産 75.2億円 70.3億円
資産 172.4億円 157.8億円
負債の部
流動負債 91.1億円 93.3億円
固定負債 56.2億円 48.3億円
負債 147.3億円 141.6億円
純資産の部
株主資本 24.7億円 15.8億円
評価・換算差額等 -0.0億円 0.0億円
新株予約権 0.1億円 0.1億円
非支配株主持分 0.3億円 0.2億円
純資産 25.1億円 16.2億円
負債純資産 172.4億円 157.8億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 189.5億円 184.1億円
売上原価 129.5億円 120.9億円
売上総利益又は売上総損失(△) 60.0億円 63.2億円
販売費及び一般管理費 68.1億円 68.2億円
営業利益又は営業損失(△) -8.0億円 -5.0億円
営業外収益 0.4億円 0.4億円
営業外費用 1.3億円 1.1億円
経常利益又は経常損失(△) -8.9億円 -5.8億円
特別利益 0.1億円 0.0億円
特別損失 4.7億円 1.1億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) -13.5億円 -6.8億円
法人税、住民税及び事業税 0.3億円 0.4億円
法人税等 0.3億円 0.4億円
当期純利益又は当期純損失(△) -13.8億円 -7.2億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 0.0億円 -0.1億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -13.8億円 -7.2億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー -2.0億円 8.0億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 1.0億円 1.2億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 0.9億円 -15.0億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) -0.1億円 -5.8億円
現金及び現金同等物の残高 15.6億円 9.8億円
現金及び現金同等物の残高 15.6億円 9.8億円