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タムロン 事業分析

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有価証券報告書(2024-12 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社タムロンは、一眼レフカメラ用およびミラーレスカメラ用交換レンズを主力とする世界的な光学機器メーカーです。主な事業は以下の3本柱で構成されています。

  • 写真関連事業:ミラーレス・一眼レフ用交換レンズ(自社ブランドおよびOEM)。
  • 監視&FA関連事業:監視カメラ用レンズ、マシンビジョン用レンズ、カメラモジュール。
  • モビリティ&ヘルスケア、その他事業:車載カメラ用レンズ、医療用レンズ、ドローン用レンズ。

主要顧客としてはソニーグループがあり、連結売上高の**26.5%(約234億円)**を占めています。競合環境としては、カメラ本体メーカーの純正レンズのほか、サードパーティ製レンズメーカーとの激しい競争下にありますが、近年はミラーレス市場の拡大とOEM供給の好調により、独自のポジションを確立しています。

2. 要点(3行)

  • ミラーレス用交換レンズの好調と円安影響により、売上高(前年比23.9%増)、営業利益(同41.1%増)ともに過去最高を更新する極めて強い決算。
  • 全セグメントで2桁の増収増益を達成し、中期経営計画「Value Creation 26」の目標を初年度で達成したため、数値を上方修正した「ver 2.0」へ移行。
  • 自己資本比率80.6%、ROE 19.0%と高い資本効率と財務健全性を両立し、総還元性向60%程度を目指す積極的な株主還元姿勢を鮮明にしている。

3. 業績・収益性のトレンド

当連結会計年度の業績は、売上高884.75億円(前年比23.9%増)、営業利益192.01億円(同41.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益**145.26億円(同34.4%増)**と、大幅な増収増益を記録しました。

  • 増益理由:高付加価値なミラーレス用レンズのラインナップ拡充(新製品7機種投入)と、販管費の増加率を売上増加率の半分程度(12%増)に抑制したこと、および為替の円安効果が寄与しました。

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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2020年12月期2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期
連結経営指標等
売上高 483.8億円 575.4億円 634.5億円 714.3億円 884.8億円
経常利益又は経常損失(△) 37.5億円 75.3億円 115.0億円 139.7億円 193.0億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 19.6億円 51.7億円 83.5億円 108.1億円 145.3億円
包括利益 17.3億円 78.1億円 98.7億円 127.2億円 179.1億円
純資産額 457.8億円 525.4億円 605.7億円 707.3億円 823.3億円
総資産額 581.9億円 670.6億円 755.6億円 870.6億円 1021.8億円
1株当たり純資産額 1,097.86円/株 1,259.96円/株 1,449.62円/株 1,690.78円/株 1,997.51円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 44.41円/株 124.07円/株 200.01円/株 258.56円/株 351.6円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 78.7% 78.3% 80.2% 81.2% 80.6%
自己資本利益率 3.9% 10.5% 14.8% 16.5% 19.0%
株価収益率 2060.0% 1150.0% 740.0% 1030.0% 1280.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 75.5億円 86.6億円 92.3億円 100.3億円 176.4億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -123.3億円 -37.8億円 -38.6億円 -51.5億円 -67.3億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -21.1億円 -12.5億円 -20.4億円 -27.8億円 -60.2億円
現金及び現金同等物の残高 214.2億円 258.3億円 299.5億円 326.4億円 383.8億円
従業員数 407000.0% 409800.0% 444800.0% 460400.0% 482000.0%
平均臨時雇用人員 64100.0% 89700.0% 40800.0% 41900.0% 73800.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 638.0億円 723.1億円
固定資産 232.6億円 298.7億円
資産 870.6億円 1021.8億円
負債の部
流動負債 142.3億円 166.1億円
固定負債 21.0億円 32.4億円
負債 163.3億円 198.5億円
純資産の部
株主資本 625.5億円 707.8億円
評価・換算差額等 81.8億円 115.5億円
純資産 707.3億円 823.3億円
負債純資産 870.6億円 1021.8億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 714.3億円 884.8億円
売上原価 397.7億円 490.9億円
売上総利益又は売上総損失(△) 316.6億円 393.9億円
販売費及び一般管理費 180.5億円 201.8億円
営業利益又は営業損失(△) 136.1億円 192.0億円
営業外収益 7.3億円 5.9億円
営業外費用 3.6億円 4.9億円
経常利益又は経常損失(△) 139.7億円 193.0億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 139.7億円 193.0億円
法人税、住民税及び事業税 31.0億円 47.3億円
法人税等調整額 0.6億円 0.5億円
法人税等 31.6億円 47.8億円
当期純利益又は当期純損失(△) 108.1億円 145.3億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 108.1億円 145.3億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 100.3億円 176.4億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -51.5億円 -67.3億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -27.8億円 -60.2億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 5.9億円 8.6億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 26.9億円 57.4億円
現金及び現金同等物の残高 326.4億円 383.8億円
現金及び現金同等物の残高 326.4億円 383.8億円