株式会社タムロンは、世界的な光学機器メーカーであり、一眼レフ・ミラーレスカメラ用交換レンズを主力とする「写真関連事業」のほか、防犯用や工場自動化(FA)用の「監視&FA関連事業」、車載カメラや医療用レンズを展開する「モビリティ&ヘルスケア、その他事業」の3本柱で構成されています。 自社ブランド製品に加え、大手カメラメーカー向けのOEM供給も行っています。主要顧客はソニーグループであり、連結売上高の23.1%(196.4億円)を占めています。競合環境としては、シグマ等のサードパーティ製レンズメーカーや、カメラボディメーカー純正レンズとの激しい技術・価格競争にさらされています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-26 提出)収益性
営業利益率
19.6%
≧10%が優良
ROA
16.0%
≧5%が優良
ROE
14.0%
≧10%が優良
ROIC
13.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-3.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
-13.3%
≧10%が優良
EPS成長率
-17.2%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年12月期は売上高850.7億円(前期比3.8%減)、営業利益166.3億円(同13.4%減)と、前年の好業績の反動やOEM減により減収減益となった。
- 写真事業が足踏みする一方、車載カメラ用レンズが初の100億円を突破、医療用も前期比1.5倍(10億円)と成長し、事業ポートフォリオの多角化が進展。
- 自己資本比率81.0%、総還元性向約60%(配当+自社株買い約100億円)と、極めて堅実な財務基盤と積極的な株主還元姿勢を維持している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-01 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 34.4億円 / 予想: 185.0億円
-18.7%
売上高
実績: 184.8億円 / 予想: 910.0億円
-5.0%
3行解説
- 写真関連事業におけるOEM製品の販売低迷と中国市場の在庫過多が響き、第1四半期は減収減益(売上高5.0%減、営業利益18.7%減)の着地となった。
- 一方で、監視&FA関連事業やモビリティ&ヘルスケア事業は2桁の増収増益を記録しており、主力事業以外の多角化が業績を下支えしている。
- 通期計画は据え置かれたが、年間10機種以上の新製品投入による写真関連事業の挽回が、計画達成に向けた最大の焦点となる。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-01 | 2026年12月期 第1四半期 | -18.7% | -1.2% | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2025年12月期 通期 | -13.3% | -4.1% | -8.8% | -5.3% | -0.8% |
| 2025-11-06 | 2025年12月期 第3四半期 | -20.0% | +1.1% | -6.4% | -6.8% | -10.0% |
| 2025-08-07 | 2025年12月期 第2四半期 | -15.1% | +0.3% | -0.1% | +5.9% | +4.7% |
| 2025-05-02 | 2025年12月期 第1四半期 | -6.9% | +1.7% | +0.5% | +2.4% | -78.8% |
| 2025-02-07 | 2024年12月期 通期 | +41.1% | +0.5% | -14.2% | -21.6% | -22.1% |
有価証券報告書
2026-03-26 有価証券報告書-第79期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-26 有価証券報告書-第78期(2024/01/01-2024/12/31)