ノーリツ鋼機株式会社は、かつての写真処理機器事業から転換し、現在はニッチ市場で高いシェアを持つ「No.1/Only 1」企業の集合体を目指す持株会社です。主な事業セグメントは以下の2つです。
- ものづくり(音響機器関連):DJ機器の世界最大手「AlphaTheta(旧パイオニアDJ)」および米国発のオーディオブランド「JLab」を展開。売上収益の約9割を占める主軸事業です。
- ものづくり(部品・材料):筆記具用ペン先部材で世界トップクラスの「テイボー」および金属射出成形(MIM)事業を運営。
- 競合環境:DJ機器分野では圧倒的なブランド力を背景に独占的な地位を築いていますが、パーソナルオーディオ分野では価格競争が激しく、部品・材料分野では原材料費高騰の影響を受けています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-19 提出)収益性
営業利益率
17.5%
≧10%が優良
ROA
6.9%
≧5%が優良
ROE
6.9%
≧10%が優良
ROIC
5.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
11.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
4.2%
≧10%が優良
EPS成長率
-2.4%
≧10%が優良
3行解説
- 音響機器事業(AlphaTheta/JLab)が牽引し、連結売上収益は1,192億円(前期比11.9%増)と2ケタ成長を維持。
- 2026年2月に建材機器の「センクシア」を約682億円で買収し、第3の収益の柱とする攻めのM&A戦略を鮮明化。
- 自己資本比率75.7%の強固な財務基盤を背景に、総還元性向50%以上の目標設定や大規模な自社株買いなど、極めて積極的な株主還元を継続。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-15 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 84.1億円 / 予想: 260.0億円
+60.5%
売上高
実績: 403.2億円 / 予想: 1676.0億円
+48.2%
3行解説
- 2026年2月に実施したセンクシア株式会社の買収(取得対価682億7,800万円)が連結業績に大きく寄与し、売上高は前年同期比48.2%増、営業利益は同60.5%増と大幅な増収増益を達成。
- 主力の「音響機器関連」と買収効果で拡大した「部品・材料」の両セグメントが牽引し、各段階利益において通期計画に対し30%を超える高い進捗率を記録。
- M&Aに伴う短期借入金500億円の実施により財務構造が大きく変化した一方、のれんが1,149億2,100万円に倍増しており、今後の収益貢献と資産効率が焦点となる。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-15 | 2026年12月期 第1四半期 | +60.5% | +2.0% | +1.9% | — | — |
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +4.2% | -0.8% | -4.8% | -2.3% | -5.2% |
| 2025-11-14 | 2025年12月期 第3四半期 | +5.2% | -0.5% | +6.0% | +10.9% | +4.8% |
| 2025-08-08 | 2025年12月期 第2四半期 | -10.5% | -2.0% | -5.4% | +5.0% | +1.0% |
| 2025-05-09 | 2025年12月期 第1四半期 | -43.4% | +0.4% | -1.1% | -2.1% | -71.2% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | +42.5% | -1.5% | -7.6% | -1.3% | -2.7% |
有価証券報告書
2026-03-19 有価証券報告書-第71期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第70期(2024/01/01-2024/12/31)