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東京ボード工業 事業分析

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有価証券報告書(2026-02 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

東京ボード工業株式会社は、木質廃棄物を原材料としてパーティクルボード(木材チップを接着剤で固めた木質ボード)を製造・販売する「循環型木材環境ソリューション事業」を主軸とする企業です。この事業は、廃棄物の収集運搬から木材チップへの加工、パーティクルボードの製造、製品の納入までを一貫して行っています。特に、東京都23区内にある木質廃棄物の受入拠点が、原材料調達における優位性(木材チップをほとんど購入することなく調達可能)となっています。また、製品納入の帰り便で廃棄物を回収する「循環物流」を実践し、運送効率を高めています。主要な製品は、マンションの二重床や戸建住宅の耐力壁、オフィス用OAフロアー基板などに使われるパーティクルボードです。その他、ショッピングタウン「カリブ梅島」の施設管理運営も行っています。

2. 要点(3行)

木質廃棄物を原材料にパーティクルボードを製造・販売する循環型事業が主力。原材料調達から販売までの一貫体制と都市部での廃棄物受入拠点が強み。ただし、8期連続営業損失、債務超過、佐倉工場の小火による操業停止で継続企業の前提に重要な不確実性を抱える。

3. 経営者の質

代表取締役社長は井上弘之氏です。同氏は1991年にグループ会社に入社後、取締役経理部長、リサイクル部長を経て、2008年から代表取締役社長を務めており、長年にわたり事業の現場と経営の両方に深く関与しています。また、グループ会社の代表も歴任しており、事業内容に対する深い理解と経験を有していると推察されます。大株主の状況から、井上弘之氏が発行済株式の約27.84%を保有しており、オーナーシップが強く、経営への影響力が大きいと考えられます。資本配分の方針としては、株主還元を第一としつつも、自己資本の充実と財務柔軟性確保のため内部留保を優先するとしており、足元の厳しい財務状況を鑑みた堅実な姿勢が見られます。2025年10月には臨時株主総会の決議により、決算期を3月31日から2月末日に変更しています。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年02月期2023年02月期2024年02月期2025年02月期2026年02月期
連結経営指標等
売上高 75.7億円 84.7億円 71.4億円 77.3億円 66.3億円
経常利益又は経常損失(△) -9.1億円 -2.2億円 -8.9億円 -0.9億円 -1.9億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -12.2億円 -5.1億円 -9.6億円 2.9億円 -7.8億円
包括利益 -11.3億円 -4.6億円 -9.3億円 3.4億円 -7.4億円
純資産額 34.7億円 30.1億円 20.7億円 24.0億円 16.5億円
総資産額 134.4億円 127.7億円 118.2億円 125.3億円 112.4億円
1株当たり純資産額 1,049.48円/株 848.35円/株 479.25円/株 596.13円/株 302.71円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) -472.2円/株 -195.92円/株 -369.25円/株 113.09円/株 -300.1円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 20.2% 17.2% 10.5% 12.3% 7.0%
自己資本利益率 21.0%
株価収益率 510.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 12.0億円 10.8億円 -3.5億円 13.3億円 7.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -4.6億円 -3.2億円 -5.4億円 -11.2億円 -13.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -4.5億円 -0.3億円 -0.2億円 -0.4億円 -0.2億円
現金及び現金同等物の残高 17.9億円 25.2億円 16.1億円 17.8億円 11.7億円
従業員数 25500.0% 27300.0% 24000.0% 23400.0% 24300.0%
平均臨時雇用人員 2300.0% 2600.0% 3400.0% 2800.0% 1800.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 47.7億円 34.6億円
固定資産 77.6億円 77.8億円
資産 125.3億円 112.4億円
負債の部
流動負債 70.9億円 74.4億円
固定負債 30.3億円 21.5億円
負債 101.2億円 95.9億円
純資産の部
株主資本 15.0億円 7.2億円
評価・換算差額等 0.5億円 0.6億円
非支配株主持分 8.6億円 8.7億円
純資産 24.0億円 16.5億円
負債純資産 125.3億円 112.4億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 77.3億円 66.3億円
売上原価 59.2億円 49.4億円
売上総利益又は売上総損失(△) 18.2億円 16.9億円
販売費及び一般管理費 18.5億円 17.7億円
営業利益又は営業損失(△) -0.3億円 -0.8億円
営業外収益 0.5億円 0.3億円
営業外費用 1.0億円 1.4億円
経常利益又は経常損失(△) -0.9億円 -1.9億円
特別利益 5.2億円 0.7億円
特別損失 0.1億円 5.9億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 4.1億円 -7.0億円
法人税、住民税及び事業税 0.9億円 0.1億円
法人税等調整額 -0.1億円 0.5億円
法人税等 0.8億円 0.6億円
当期純利益又は当期純損失(△) 3.3億円 -7.6億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 0.4億円 0.2億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 2.9億円 -7.8億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 13.3億円 7.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -11.2億円 -13.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -0.4億円 -0.2億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1.7億円 -6.1億円
現金及び現金同等物の残高 17.8億円 11.7億円
現金及び現金同等物の残高 17.8億円 11.7億円