東京ボード工業株式会社は、建設廃材等の木質廃棄物を再資源化し、パーティクルボード(PB)「E・V・Aボード」を製造・販売する循環型木材環境ソリューション事業を主軸としています。
- 主要製品: マンション二重床用下地材、耐力壁「壁武者」、OAフロアー基板。
- 主要顧客: SMB建材株式会社(売上高比率18.8%)、トーヨーマテリア株式会社(10.5%)などの建材商社。
- 競合環境: 23区内に「近距離の廃棄物受入拠点」を持つ強みを活かし、原材料(廃木材)を安価かつ安定的に調達できる一貫体制を構築していますが、新設住宅着工戸数の減少による需要減の影響を強く受けます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
-0.4%
≧10%が優良
ROA
-0.3%
≧5%が優良
ROE
13.1%
≧10%が優良
ROIC
-0.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
8.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 当期純利益は黒字転換も「継続企業の前提に関する注記」が継続: 特別利益(受取保険金4.99億円)により最終益2.93億円を確保したが、本業の営業損失(△0.32億円)は解消せず。
- 佐倉工場への巨額投資と設備稼働の遅れ: チップ乾燥設備の輸入遅延により通期生産量が想定を下回り、収益改善の足かせとなった。
- 財務制限条項の抵触と高水準な有利子負債: 有利子負債は74.52億円と総資産の63.1%を占め、財務制限条項に抵触中(銀行団の同意を得て期限の利益喪失は回避)。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-20 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.5億円 / 予想: 4.4億円
-38.5%
売上高
実績: 19.8億円 / 予想: 103.2億円
-1.9%
2Q
営業利益
実績: -0.0億円 / 予想: 未開示
+75.0%
売上高
実績: 38.1億円 / 予想: 未開示
-4.4%
3行解説
- 決算期変更(3月→2月)に伴う11ヶ月の変則決算となり、売上高は66.25億円、最終損益は7.77億円の赤字を計上した。
- 2025年11月に発生した佐倉工場の小火による操業停止が、製品出荷の減少や特別損失(災害による損失)を招き、業績に甚大な影響を及ぼした。
- 8期連続の営業・経常損失により「継続企業の前提に関する重要な疑義」が注記され、自己資本比率も7.0%まで低下するなど財務基盤が脆弱化している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-20 | 2026年2月期 通期 | -153.1% | -0.4% | +2.9% | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年2月期 第3四半期 | — | -1.6% | +4.3% | +8.1% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | +75.0% | -2.8% | -9.0% | -27.4% | -45.2% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -38.5% | -1.2% | -8.6% | -7.9% | -10.3% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +96.6% | -0.9% | -5.9% | -6.8% | -4.5% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +93.9% | +4.6% | +0.2% | -3.0% | -1.2% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第80期(2024/04/01-2025/03/31)