大日本印刷株式会社(DNP)は、世界最大規模の総合印刷企業です。紙への印刷技術をコアに、「スマートコミュニケーション」「ライフ&ヘルスケア」「エレクトロニクス」の3セグメントで事業を展開しています。
- 主要製品・サービス: 雑誌・書籍、BPOサービス、ICカード、リチウムイオン電池用バッテリーパウチ、住宅内外装材、有機ELディスプレイ用メタルマスク、半導体用フォトマスクなど。
- 主要顧客: 出版社、金融機関、自動車メーカー、飲料メーカー、半導体・ディスプレイメーカーなど多岐にわたります。
- 競合環境: 国内では凸版印刷(現TOPPANホールディングス)と双璧をなすほか、各専門分野(化学、材料、ITサービス)で国内外のグローバル企業と競合しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
6.4%
≧10%が優良
ROA
4.8%
≧5%が優良
ROE
9.1%
≧10%が優良
ROIC
4.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
24.1%
≧10%が優良
EPS成長率
7.8%
≧10%が優良
3行解説
- 増益トレンド: 売上高は1兆4,576億円(前期比2.3%増)と微増ながら、営業利益は936億円(同24.1%増)と大幅増益を達成。
- 構造改革と投資: EV向けバッテリーパウチや半導体等の注力領域へリソースを集中し、レゾナック・パッケージングの買収など積極的なM&Aを展開。
- 強力な株主還元: ROE 9.6%と目標の8%を突破。株式分割の実施、自己株式の消却(3,000万株)に加え、実質増配(前期64円→今期76円相当)を継続。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 229.8億円 / 予想: 940.0億円
+24.6%
売上高
実績: 3661.4億円 / 予想: 1.5兆円
+2.7%
2Q
営業利益
実績: 466.5億円 / 予想: 940.0億円
+22.2%
売上高
実績: 7387.0億円 / 予想: 1.5兆円
+4.3%
3Q
営業利益
実績: 763.3億円 / 予想: 1030.0億円
+21.8%
売上高
実績: 1.1兆円 / 予想: 1.5兆円
+4.6%
通期
営業利益
実績: 1010.4億円 / 予想: 未開示
+7.9%
売上高
実績: 1.5兆円 / 予想: 未開示
+3.8%
3行解説
- 2026年3月期は、生活者ニーズを捉えたBPO事業や包装関連の好調により、売上高が1兆5,125億円(前期比3.8%増)、営業利益が1,010億円(同7.9%増)と増収増益を達成。
- ライフ&ヘルスケア部門において構造改革の成果が現れ、営業利益が372億円(同56.6%増)と大幅に伸長した一方、エレクトロニクス部門は設備投資に伴う固定費増等で減益となった。
- 株主還元を強化しており、年間配当は前期の38円から40円へ増配(分割調整後)。さらに次期は41円への増配を予想し、自己株式取得の実施も決定している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +7.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +21.8% | +1.8% | -0.7% | +0.0% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | +22.2% | +1.2% | -1.9% | +1.1% | -1.6% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +24.6% | -1.6% | -3.2% | +5.5% | +1.5% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +24.1% | +0.2% | +1.6% | +2.5% | +2.3% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +20.5% | +1.0% | +2.3% | +2.2% | -0.1% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第131期(2024/04/01-2025/03/31)