企業解説
1. 企業概要
NISSHA株式会社は、京都に本社を置くグローバル技術企業です。主要な事業は「産業資材」「ディバイス」「メディカルテクノロジー」の3セグメントで構成されています。
- 産業資材: 自動車の内外装や家電向けの加飾フィルム、飲料・食品向けの蒸着紙(サステナブル資材)を展開。
- ディバイス: タブレットや業務用端末向けのフィルムタッチセンサー、ガスセンサーを主力製品とする。
- メディカルテクノロジー: 医療機器の開発製造受託(CDMO)および自社ブランドの医療用消耗品を製造。
- 主要顧客: Apple Operations Limitedグループへの売上高が**446億3,700万円(連結売上高の22.8%)**に達しており、特定の特定顧客への依存度が高い。
- 競合環境: 精密コーティングや成形技術をコアとしており、IT機器や医療機器CDMO市場において高い専門性を持つ一方、IT分野では需要変動の影響を強く受ける環境にあります。
2. 要点(3行)
- 業績V字回復: 売上高1,955億9,800万円(前期比16.6%増)、営業利益54億8,600万円(前期は38億1,700万円の損失)と全セグメントで黒字化を達成。
- 医療・産業分野への戦略的シフト: IT機器への依存を減らすべく、米国医療機器メーカー等の相次ぐM&A(総額130億円超)により事業ポートフォリオを劇的に入れ替え中。
- 財務・還元のバランス: M&Aによる総資産拡大と負債増で自己資本比率が45.5%へ低下(前年末50.9%)したが、年間配当50円を維持し株主還元姿勢を堅持。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上・利益: 売上高は前期比16.6%増の1,955億9,800万円。前期の赤字から脱却し、営業利益54億8,600万円、親会社所有者帰属当期利益38億6,200万円を計上。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2020年12月期 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 1800.1億円 | 1892.8億円 | 1939.6億円 | 1677.3億円 | 1956.0億円 |
| 税引前利益又は税引前損失(△) | 70.4億円 | 195.0億円 | 123.7億円 | -27.6億円 | 62.1億円 |
| 当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 | 70.6億円 | 158.6億円 | 101.4億円 | -29.9億円 | 38.6億円 |
| 当期包括利益:親会社の所有者に帰属 | 87.2億円 | 181.0億円 | 159.5億円 | 36.7億円 | 115.5億円 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 819.3億円 | 982.8億円 | 1115.5億円 | 1109.1億円 | 1141.7億円 |
| 総資産額 | 1995.5億円 | 2092.7億円 | 2302.1億円 | 2178.5億円 | 2507.8億円 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | 1,638.46円/株 | 1,972.89円/株 | 2,257.47円/株 | 2,281.64円/株 | 2,391.31円/株 |
| 基本的1株当たり利益又は損失(△) | 141.34円/株 | 318.35円/株 | 203.65円/株 | -61.13円/株 | 80.15円/株 |
| 希薄化後1株当たり利益又は損失(△) | 137.78円/株 | 317.16円/株 | — | — | — |
| 親会社所有者帰属持分比率 | 41.1% | 47.0% | 48.5% | 50.9% | 45.5% |
| 親会社所有者帰属持分利益率 | 9.0% | 17.6% | 9.7% | -2.7% | 3.4% |
| 株価収益率 | 1060.0% | 520.0% | 900.0% | — | 2030.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 146.5億円 | 187.9億円 | 120.4億円 | 14.9億円 | 123.1億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -13.6億円 | -68.7億円 | -43.9億円 | -80.2億円 | -114.3億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -60.0億円 | 26.1億円 | 10.8億円 | -126.3億円 | 91.5億円 |
| 現金及び現金同等物 | 250.7億円 | 423.3億円 | 543.3億円 | 378.5億円 | 509.7億円 |
| 従業員数 | 539000.0% | 540900.0% | 532500.0% | 522100.0% | 539700.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 財政状態計算書 | ||
| 資産 | 2178.5億円 | 2507.8億円 |
| ▶ 流動資産 | 1074.0億円 | 1286.3億円 |
| ▶ 非流動資産 | 1104.5億円 | 1221.5億円 |
| 資産 | 2178.5億円 | 2507.8億円 |
| 負債及び資本 | 2178.5億円 | 2507.8億円 |
| ▶ 負債 | 1070.0億円 | 1352.6億円 |
| ▶ 資本 | 1108.5億円 | 1155.2億円 |
| 負債及び資本 | 2178.5億円 | 2507.8億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 1677.3億円 | 1956.0億円 |
| 売上原価 | 1351.0億円 | 1518.0億円 |
| 売上総利益 | 326.2億円 | 438.0億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 330.0億円 | 371.3億円 |
| その他の収益 | 7.0億円 | 4.4億円 |
| その他の費用 | 38.9億円 | 12.9億円 |
| 持分法による投資利益または損失(△) | -2.4億円 | -3.3億円 |
| セグメント利益または損失(△) | -38.2億円 | 54.9億円 |
| 金融収益 | 29.0億円 | 25.4億円 |
| 金融費用 | 18.4億円 | 18.1億円 |
| 税引前利益(△損失) | -27.6億円 | 62.1億円 |
| 法人所得税費用 | 2.5億円 | 21.9億円 |
| 当期利益(△損失) | -30.1億円 | 40.3億円 |
| 当期利益(△損失)の帰属 | ||
| 親会社の所有者に帰属する1株当たり当期利益(△損失) | ||
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 14.9億円 | 123.1億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -80.2億円 | -114.3億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -126.3億円 | 91.5億円 |
| 現金及び現金同等物に係る為替変動による影響額 | 26.9億円 | 30.9億円 |
| 換算差額を加算後の増減額及び換算差額がない場合の増減額に用いる。 | -164.7億円 | 131.2億円 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 378.5億円 | — |
| 現金及び現金同等物 | 378.5億円 | 509.7億円 |