企業解説
1. 企業概要
株式会社イトーキは、1890年創業の老舗オフィス家具・設備機器メーカーです。主な事業は、オフィス家具や空間デザインを提供する「ワークプレイス事業」と、物流システムや研究施設、公共施設向けの設備を展開する「設備機器・パブリック事業」の2軸で構成されています。 強みは、働き方の変化に合わせた総合的な空間提案力(PM:プロジェクトマネジメント)と、自動倉庫システムなどの高度なエンジニアリング技術です。国内ではオカムラやコクヨと並ぶ大手の一角であり、近年は「Office 3.0」を掲げ、データサイエンスやIoTを活用した高付加価値なオフィスDX事業への転換を急いでいます。
2. 要点(3行)
- 連結売上高1,384億円、親会社株主に帰属する当期純利益71億円と、3期連続増収および過去最高益を更新。
- 約159億円にのぼる大規模な自己株式取得を実施し、ROEは13.8%と高水準を維持する一方、自己資本比率は40.9%へ低下。
- 営業キャッシュ・フローが10億円の赤字に転落。仕入債務の圧縮(約103億円減)が主因だが、資金繰りの推移には注意が必要。
3. 業績・収益性のトレンド
当連結会計年度の業績は、売上高が1,384億60百万円(前期比4.1%増)、営業利益が100億77百万円(同18.2%増)と非常に好調です。
- 収益性の向上: 原材料価格高騰の影響を受けつつも、高付加価値提案による利益率改善が奏功し、営業利益率は7.3%(前期6.4%)に向上しました。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2020年12月期 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 1162.1億円 | 1159.0億円 | 1233.2億円 | 1329.8億円 | 1384.6億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 18.8億円 | 24.4億円 | 41.8億円 | 85.5億円 | 100.0億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | -2.4億円 | 11.7億円 | 52.9億円 | 59.0億円 | 71.8億円 |
| 包括利益 | -13.4億円 | 14.4億円 | 52.4億円 | 67.2億円 | 78.8億円 |
| 純資産額 | 441.9億円 | 450.8億円 | 499.1億円 | 550.0億円 | 493.4億円 |
| 総資産額 | 1051.0億円 | 1039.0億円 | 1152.9億円 | 1174.4億円 | 1205.2億円 |
| 1株当たり純資産額 | 969.43円/株 | 992.89円/株 | 1,100.33円/株 | 1,210.96円/株 | 1,001.13円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | -5.18円/株 | 25.82円/株 | 116.99円/株 | 130.29円/株 | 147.02円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | 25.67円/株 | 114.04円/株 | 111.28円/株 | — |
| 自己資本比率 | 41.6% | 43.2% | 43.2% | 46.8% | 40.9% |
| 自己資本利益率 | -0.5% | 2.6% | 11.1% | 11.3% | 13.8% |
| 株価収益率 | — | 1400.0% | 510.0% | 1040.0% | 1120.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 45.6億円 | 27.7億円 | 58.0億円 | 63.2億円 | -10.0億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -11.5億円 | -11.7億円 | 49.2億円 | -40.1億円 | -71.1億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -22.7億円 | -26.6億円 | -14.3億円 | -41.5億円 | 59.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 167.0億円 | 158.0億円 | 254.2億円 | 236.6億円 | 214.9億円 |
| 従業員数 | 406200.0% | 397300.0% | 379300.0% | 389200.0% | 395700.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 733.0億円 | 706.2億円 |
| ▶ 固定資産 | 441.3億円 | 499.0億円 |
| 資産 | 1174.4億円 | 1205.2億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 473.4億円 | 554.3億円 |
| ▶ 固定負債 | 151.0億円 | 157.5億円 |
| 負債 | 624.4億円 | 711.8億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 534.6億円 | 471.6億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 14.5億円 | 21.0億円 |
| 新株予約権 | 0.5億円 | — |
| 非支配株主持分 | 0.4億円 | 0.8億円 |
| 純資産 | 550.0億円 | 493.4億円 |
| 負債純資産 | 1174.4億円 | 1205.2億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 1329.8億円 | 1384.6億円 |
| 売上原価 | 807.4億円 | 832.6億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 522.4億円 | 552.0億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 437.2億円 | 451.2億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 85.2億円 | 100.8億円 |
| ▶ 営業外収益 | 4.8億円 | 6.2億円 |
| ▶ 営業外費用 | 4.5億円 | 7.0億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 85.5億円 | 100.0億円 |
| ▶ 特別利益 | 1.9億円 | 11.8億円 |
| ▶ 特別損失 | 3.6億円 | 11.1億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 83.8億円 | 100.7億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 17.3億円 | 27.7億円 |
| 法人税等調整額 | 7.4億円 | 0.8億円 |
| 法人税等 | 24.7億円 | 28.5億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 59.1億円 | 72.2億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 0.0億円 | 0.4億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 59.0億円 | 71.8億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 63.2億円 | -10.0億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -40.1億円 | -71.1億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -41.5億円 | 59.0億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.8億円 | 0.3億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -17.6億円 | -21.7億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 236.6億円 | 214.9億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 236.6億円 | 214.9億円 |