株式会社イトーキは、オフィス家具の製造・販売および空間デザインを行う「ワークプレイス事業」と、物流設備や研究施設機器などを手掛ける「設備機器・パブリック事業」を主力とする企業です。主要製品はデスク、チェア、自動倉庫システム、移動棚など多岐にわたります。国内市場に強く依存していますが、近年は単なる「モノ売り」から、ハイブリッドワークに対応したオフィスコンサルティングや、IoTを活用した「Office 3.0」などの高付加価値ソリューション提供への転換を図っています。競合他社にはコクヨやオカムラが存在しますが、同社はデザイン性とエンジニアリング力を強みとしています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-18 提出)収益性
営業利益率
8.9%
≧10%が優良
ROA
10.9%
≧5%が優良
ROE
17.7%
≧10%が優良
ROIC
10.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
11.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
35.8%
≧10%が優良
EPS成長率
29.3%
≧10%が優良
3行解説
- 連結売上高は4期連続増収の1,536.8億円、営業利益は3期連続過去最高益の136.8億円を達成し、中期経営計画の売上目標を1年前倒しで突破。
- ワークプレイス事業が牽引し、ROEは17.7%と極めて高い水準を実現。株主還元も「配当性向40%」を基準に1株75円へと大幅増配。
- シンガポール子会社での競争法違反による7.3億円の支払いなどコンプライアンス面のリスクはあるが、本業のキャッシュ創出能力は極めて堅実。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-07 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 80.9億円 / 予想: 160.0億円
+9.0%
売上高
実績: 472.2億円 / 予想: 1675.0億円
+10.5%
3行解説
- 2026年12月期第1四半期(1-3月)は、売上高472.2億円(前年同期比10.5%増)、営業利益80.8億円(同9.0%増)となり、増収増益で堅調な滑り出しとなった。
- セグメント別では、研究施設向け設備が牽引した設備機器・パブリック事業の営業利益が前年同期の3.7億円から10.0億円(同168.5%増)へと大幅に伸長した。
- 通期計画に対する営業利益進捗率は50.6%に達しており、期初予想を据え置いているものの、第1四半期時点で利益計画の半分を確保する高い進捗を見せた。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-07 | 2026年12月期 第1四半期 | +9.0% | -0.1% | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +35.8% | -6.3% | +14.4% | +26.8% | — |
| 2025-10-31 | 2025年12月期 第3四半期 | +48.8% | +1.4% | -3.3% | -2.7% | -3.1% |
| 2025-08-04 | 2025年12月期 第2四半期 | +54.7% | +0.3% | +0.8% | -2.1% | -4.8% |
| 2025-05-02 | 2025年12月期 第1四半期 | +22.9% | -1.9% | -3.8% | +9.9% | +16.1% |
| 2025-02-13 | 2024年12月期 通期 | +18.2% | -1.1% | +7.9% | +5.3% | +6.1% |
有価証券報告書
2026-03-18 有価証券報告書-第76期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-26 有価証券報告書-第75期(2024/01/01-2024/12/31)