マミヤ・オーピー 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

マミヤ・オーピー株式会社は、電子機器事業、スポーツ事業、不動産事業を柱とする多角化企業です。

  • 主要製品・サービス:
    • 電子機器事業: パチンコ・パチスロ等の台間カードユニット(OEM供給)、紙幣識別機、小型自動券売機、自律走行システム「I-GINS」。
    • スポーツ事業: ゴルフ用カーボンシャフト(「UST Mamiya」ブランド)、弓具、棒高跳び用ポール。
    • 不動産事業: 賃貸不動産の管理・運用、ヴィレッジ型医療モールの開発。
  • 主要顧客: 電子機器事業において、日本ゲームカード株式会社への売上依存度が連結売上高の54.2%と非常に高いのが特徴です。
  • 競合環境: 主力の遊技機市場はホール数の減少により縮小傾向にありますが、スマート遊技機の普及や新紙幣対応といった特殊需要が発生しています。スポーツ事業ではカーボンシャフトの世界的ブランド力を持ちますが、原材料高騰や為替変動の影響を強く受ける環境にあります。

2. 要点(3行)

  • 新紙幣対応の紙幣識別機およびスマート遊技機用ユニットの特需により、売上高337億円(前期比23%増)、営業利益63.9億円(同32.3%増)と大幅な増収増益を達成。
  • ROE 20.69%、自己資本比率 61.69%と収益性・財務健全性が共に極めて高い水準にあり、営業キャッシュフローも純利益を大きく上回る66.7億円を確保。
  • 特定の主要顧客への高い依存度や新紙幣特需の一巡、生産拠点であるバングラデシュの政情不安など、中長期的な成長の持続性には不透明感も残る。

3. 業績・収益性のトレンド

業績は極めて好調な拡大局面を迎えました。

  • 売上高・利益: 売上高は337.07億円(前期比23.0%増)、営業利益は63.99億円(同32.3%増)となりました。増益の主因は、2024年7月の新紙幣発行に伴う改刷対応需要およびスマート遊技機の導入加速による電子機器事業の躍進です。

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  • 🔒 業績・収益性のトレンド
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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 96.2億円 128.7億円 159.1億円 273.9億円 337.1億円
経常利益又は経常損失(△) -8.4億円 6.9億円 21.5億円 54.9億円 67.9億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -14.9億円 6.3億円 19.9億円 38.5億円 47.2億円
包括利益 -15.1億円 7.2億円 44.9億円 27.6億円 47.4億円
純資産額 120.1億円 124.8億円 165.2億円 205.9億円 251.2億円
総資産額 222.8億円 231.5億円 311.7億円 384.7億円 406.3億円
1株当たり純資産額 1,378.39円/株 1,431.84円/株 1,893.65円/株 2,065.74円/株 2,426.55円/株
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△) -172.23円/株 73.15円/株 228.61円/株 432.75円/株 458.26円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 72.54円/株 227.45円/株 429.96円/株 455.45円/株
自己資本比率 53.6% 53.6% 52.9% 53.4% 61.7%
自己資本利益率 5.2% 13.8% 20.8% 20.7%
株価収益率 1025.0% 692.0% 384.0% 309.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー -4.5億円 4.2億円 -2.4億円 26.4億円 66.8億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -2.8億円 1.8億円 -9.8億円 -18.4億円 -16.3億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -1.5億円 4.3億円 7.0億円 12.4億円 1.2億円
現金及び現金同等物の残高 55.0億円 65.7億円 61.1億円 81.7億円 134.0億円
従業員数 153600.0% 155100.0% 156500.0% 151900.0% 161200.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 245.3億円 264.9億円
固定資産 139.4億円 141.4億円
資産 384.7億円 406.3億円
負債の部
流動負債 108.8億円 81.6億円
固定負債 69.9億円 73.5億円
負債 178.8億円 155.1億円
純資産の部
株主資本 185.0億円 230.1億円
評価・換算差額等 20.4億円 20.6億円
新株予約権 0.4億円 0.5億円
非支配株主持分 0.1億円 0.1億円
純資産 205.9億円 251.2億円
負債純資産 384.7億円 406.3億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 273.9億円 337.1億円
売上原価 188.3億円 231.6億円
売上総利益又は売上総損失(△) 85.6億円 105.5億円
販売費及び一般管理費 37.3億円 41.5億円
営業利益又は営業損失(△) 48.4億円 64.0億円
営業外収益 7.2億円 5.2億円
営業外費用 0.7億円 1.2億円
経常利益又は経常損失(△) 54.9億円 67.9億円
特別利益 0.2億円 0.2億円
特別損失 0.6億円 2.7億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 54.4億円 65.5億円
法人税、住民税及び事業税 16.3億円 19.5億円
法人税等調整額 -0.4億円 -1.2億円
法人税等 15.9億円 18.3億円
当期純利益又は当期純損失(△) 38.5億円 47.2億円
非支配株主に帰属する当期純損失(△) -0.0億円 -0.0億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 38.5億円 47.2億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 26.4億円 66.8億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -18.4億円 -16.3億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 12.4億円 1.2億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 0.1億円 0.7億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 20.6億円 52.4億円
現金及び現金同等物の残高 81.7億円 134.0億円
現金及び現金同等物の残高 81.7億円 134.0億円