企業解説
1. 企業概要
マミヤ・オーピー株式会社は、電子機器事業、スポーツ事業、不動産事業を柱とする多角化企業です。
- 主要製品・サービス:
- 電子機器事業: パチンコ・パチスロ等の台間カードユニット(OEM供給)、紙幣識別機、小型自動券売機、自律走行システム「I-GINS」。
- スポーツ事業: ゴルフ用カーボンシャフト(「UST Mamiya」ブランド)、弓具、棒高跳び用ポール。
- 不動産事業: 賃貸不動産の管理・運用、ヴィレッジ型医療モールの開発。
- 主要顧客: 電子機器事業において、日本ゲームカード株式会社への売上依存度が連結売上高の54.2%と非常に高いのが特徴です。
- 競合環境: 主力の遊技機市場はホール数の減少により縮小傾向にありますが、スマート遊技機の普及や新紙幣対応といった特殊需要が発生しています。スポーツ事業ではカーボンシャフトの世界的ブランド力を持ちますが、原材料高騰や為替変動の影響を強く受ける環境にあります。
2. 要点(3行)
- 新紙幣対応の紙幣識別機およびスマート遊技機用ユニットの特需により、売上高337億円(前期比23%増)、営業利益63.9億円(同32.3%増)と大幅な増収増益を達成。
- ROE 20.69%、自己資本比率 61.69%と収益性・財務健全性が共に極めて高い水準にあり、営業キャッシュフローも純利益を大きく上回る66.7億円を確保。
- 特定の主要顧客への高い依存度や新紙幣特需の一巡、生産拠点であるバングラデシュの政情不安など、中長期的な成長の持続性には不透明感も残る。
3. 業績・収益性のトレンド
業績は極めて好調な拡大局面を迎えました。
- 売上高・利益: 売上高は337.07億円(前期比23.0%増)、営業利益は63.99億円(同32.3%増)となりました。増益の主因は、2024年7月の新紙幣発行に伴う改刷対応需要およびスマート遊技機の導入加速による電子機器事業の躍進です。
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年03月期 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 96.2億円 | 128.7億円 | 159.1億円 | 273.9億円 | 337.1億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | -8.4億円 | 6.9億円 | 21.5億円 | 54.9億円 | 67.9億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | -14.9億円 | 6.3億円 | 19.9億円 | 38.5億円 | 47.2億円 |
| 包括利益 | -15.1億円 | 7.2億円 | 44.9億円 | 27.6億円 | 47.4億円 |
| 純資産額 | 120.1億円 | 124.8億円 | 165.2億円 | 205.9億円 | 251.2億円 |
| 総資産額 | 222.8億円 | 231.5億円 | 311.7億円 | 384.7億円 | 406.3億円 |
| 1株当たり純資産額 | 1,378.39円/株 | 1,431.84円/株 | 1,893.65円/株 | 2,065.74円/株 | 2,426.55円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△) | -172.23円/株 | 73.15円/株 | 228.61円/株 | 432.75円/株 | 458.26円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | 72.54円/株 | 227.45円/株 | 429.96円/株 | 455.45円/株 |
| 自己資本比率 | 53.6% | 53.6% | 52.9% | 53.4% | 61.7% |
| 自己資本利益率 | — | 5.2% | 13.8% | 20.8% | 20.7% |
| 株価収益率 | — | 1025.0% | 692.0% | 384.0% | 309.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -4.5億円 | 4.2億円 | -2.4億円 | 26.4億円 | 66.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -2.8億円 | 1.8億円 | -9.8億円 | -18.4億円 | -16.3億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -1.5億円 | 4.3億円 | 7.0億円 | 12.4億円 | 1.2億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 55.0億円 | 65.7億円 | 61.1億円 | 81.7億円 | 134.0億円 |
| 従業員数 | 153600.0% | 155100.0% | 156500.0% | 151900.0% | 161200.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 245.3億円 | 264.9億円 |
| ▶ 固定資産 | 139.4億円 | 141.4億円 |
| 資産 | 384.7億円 | 406.3億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 108.8億円 | 81.6億円 |
| ▶ 固定負債 | 69.9億円 | 73.5億円 |
| 負債 | 178.8億円 | 155.1億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 185.0億円 | 230.1億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 20.4億円 | 20.6億円 |
| 新株予約権 | 0.4億円 | 0.5億円 |
| 非支配株主持分 | 0.1億円 | 0.1億円 |
| 純資産 | 205.9億円 | 251.2億円 |
| 負債純資産 | 384.7億円 | 406.3億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 273.9億円 | 337.1億円 |
| 売上原価 | 188.3億円 | 231.6億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 85.6億円 | 105.5億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 37.3億円 | 41.5億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 48.4億円 | 64.0億円 |
| ▶ 営業外収益 | 7.2億円 | 5.2億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.7億円 | 1.2億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 54.9億円 | 67.9億円 |
| ▶ 特別利益 | 0.2億円 | 0.2億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.6億円 | 2.7億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 54.4億円 | 65.5億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 16.3億円 | 19.5億円 |
| 法人税等調整額 | -0.4億円 | -1.2億円 |
| 法人税等 | 15.9億円 | 18.3億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 38.5億円 | 47.2億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純損失(△) | -0.0億円 | -0.0億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 38.5億円 | 47.2億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 26.4億円 | 66.8億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -18.4億円 | -16.3億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | 12.4億円 | 1.2億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.1億円 | 0.7億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 20.6億円 | 52.4億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 81.7億円 | 134.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 81.7億円 | 134.0億円 |