企業解説
1. 企業概要
正栄食品工業株式会社は、製菓・製パン業界向けを中心とした食品原材料の輸入、加工・製造、販売を主軸とする食品専門商社兼メーカーです。主要製品はナッツ類(クルミ、アーモンド等)、ドライフルーツ(プルーン、レーズン等)、乳製品、および自社ブランドの菓子類(リテール商品)です。 米国に自社農園(クルミ・プルーン・アーモンド)を保有し、上流の原料生産から下流の販売まで垂直統合型のビジネスモデルを展開している点が強みです。競合他社は多岐にわたりますが、特定の原材料における高い市場シェアと、国内外の生産拠点による加工機能が参入障壁となっています。
2. 要点(3行)
- 国内の価格改定進展と中国セグメントの採算改善により、売上高1,152億円(前年比5.1%増)、営業利益48億円(同20.0%増)と大幅な増益を達成。
- 米国セグメントはクルミのマージン縮小で減益となったが、日本・中国の好調が補う。次期配当は10円増配の年間60円を予定するなど還元姿勢を強化。
- 戦略的な在庫積み増し(約33億円増)により営業CFは減少したが、自己資本比率は59.1%と高く、財務の健全性は極めて強固。
3. 業績・収益性のトレンド
売上高は1,152億8百万円(前年同期比5.1%増)となり、営業利益は48億44百万円(同20.0%増)、経常利益は49億50百万円(同19.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億70百万円(同12.8%増)と、力強い増益トレンドにあります。
- 収益改善の背景: 日本国内での商品価格改定の進展に加え、エネルギーコストの落ち着き、中国での輸出および国内販売の採算向上が寄与しました。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2020年10月期 | 2021年10月期 | 2022年10月期 | 2023年10月期 | 2024年10月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 1005.7億円 | 996.3億円 | 1031.9億円 | 1095.9億円 | 1152.1億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 43.1億円 | 42.8億円 | 41.0億円 | 41.4億円 | 49.5億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 28.0億円 | 27.9億円 | 27.9億円 | 28.1億円 | 31.7億円 |
| 包括利益 | 25.2億円 | 39.9億円 | 56.0億円 | 36.7億円 | 29.4億円 |
| 純資産額 | 411.5億円 | 443.5億円 | 491.6億円 | 520.4億円 | 541.7億円 |
| 総資産額 | 765.8億円 | 784.7億円 | 828.5億円 | 874.5億円 | 899.1億円 |
| 1株当たり純資産額 | 2,399円/株 | 2,585.44円/株 | 2,867.08円/株 | 3,034.45円/株 | 3,155.95円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 166円/株 | 165.74円/株 | 165.63円/株 | 166.81円/株 | 188.18円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 52.7% | 55.4% | 58.2% | 58.4% | 59.1% |
| 自己資本利益率 | 7.0% | 6.6% | 6.0% | 5.6% | 6.0% |
| 株価収益率 | 2280.0% | 2360.0% | 2470.0% | 2550.0% | 2340.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 57.9億円 | 63.1億円 | 8.3億円 | 63.3億円 | 30.9億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -57.4億円 | -40.4億円 | -18.2億円 | -20.0億円 | -26.3億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -17.2億円 | -21.3億円 | -17.6億円 | 6.8億円 | -20.8億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 94.3億円 | 98.6億円 | 78.7億円 | 129.5億円 | 111.9億円 |
| 従業員数 | 141200.0% | 141000.0% | 143600.0% | 151600.0% | 153500.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 74800.0% | 70900.0% | 70600.0% | 67500.0% | 59900.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 562.5億円 | 591.5億円 |
| ▶ 固定資産 | 312.0億円 | 307.6億円 |
| 資産 | 874.5億円 | 899.1億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 271.9億円 | 257.9億円 |
| ▶ 固定負債 | 82.3億円 | 99.5億円 |
| 負債 | 354.2億円 | 357.4億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 448.9億円 | 472.6億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 62.2億円 | 59.1億円 |
| 非支配株主持分 | 9.3億円 | 10.0億円 |
| 純資産 | 520.4億円 | 541.7億円 |
| 負債純資産 | 874.5億円 | 899.1億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 1095.9億円 | 1152.1億円 |
| 売上原価 | 920.4億円 | 965.9億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 175.5億円 | 186.2億円 |
| ▶ 販売費及び一般管理費 | 135.2億円 | 137.7億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 40.3億円 | 48.4億円 |
| ▶ 営業外収益 | 2.7億円 | 3.0億円 |
| ▶ 営業外費用 | 1.6億円 | 1.9億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 41.4億円 | 49.5億円 |
| ▶ 特別利益 | 0.0億円 | 0.3億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.2億円 | 0.2億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 41.2億円 | 49.6億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 12.7億円 | 17.1億円 |
| 法人税等調整額 | 0.0億円 | -0.0億円 |
| 法人税等 | 12.7億円 | 17.1億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 28.5億円 | 32.5億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 0.4億円 | 0.8億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 28.1億円 | 31.7億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 63.3億円 | 30.9億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -20.0億円 | -26.3億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | 6.8億円 | -20.8億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.7億円 | -1.3億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 50.8億円 | -17.5億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 129.5億円 | 111.9億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 129.5億円 | 111.9億円 |