短信要約
1. 要点(3行)
- 利益構成の歪み: 営業利益はLPガス市況要因やヘリウム市況の軟化により前年同期比33.3%減の107億円と苦戦したが、固定資産売却益116億円の計上で親会社株主純利益は51.1%増の203億円と大幅増益。
- 主力事業の足踏み: 総合エネルギー事業が市況要因(20億円の減益影響)や卸売数量減で営業赤字に転落し、産業ガス・機械事業もヘリウムの収益性低下により27.1%の営業減益。
- 水素戦略の進展: 中期経営計画「PLAN 27」に基づき、オンサイト型低炭素水素製造事業が経産省の価格差支援対象に認定されるなど、将来成長への布石は着実に進展。
2. 直近の業績と進捗率
2026年3月期第2四半期(中間期)の連結業績は以下の通りです。
- 売上高: 4,091億円(前年同期比+2.3%)/ 通期計画に対する進捗率:43.7%
- 営業利益: 107億円(同△33.3%)/ 通期計画に対する進捗率:21.9%
- 経常利益: 180億円(同△12.8%)/ 通期計画に対する進捗率:28.5%
- 中間純利益: 203億円(同+51.1%)/ 通期計画に対する進捗率:41.6%
分析: 営業利益の進捗率21.9%は、前年同期実績(161億円、通期計画に対する比率は例年高め)と比較しても極めて低調な滑り出しです。LPガス市況やヘリウム価格の変動という外部要因が、本業の収益を大きく押し下げています。
3. セグメント別のモメンタム
- 総合エネルギー事業【減速】: 売上高1,564億円(△0.5%)、営業損失2.1億円(前年同期は32億円の黒字)。LPガスの卸売数量減少に加え、輸入価格低下に伴う在庫影響(市況要因)が直撃。中国でのカセットこんろ販売も不振。
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-09
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-09 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4091.3億円 | +2.3% | 4000.0億円 |
| 営業利益 | 107.6億円 | -33.3% | 161.4億円 |
| 経常利益 | 180.0億円 | -12.8% | 206.4億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 203.2億円 | +51.1% | 134.4億円 |
| 包括利益 | 232.5億円 | +32.0% | 176.1億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 88.27円 | — | 58.41円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-09末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 8504.1億円 | 8730.4億円 |
| 純資産 | 4101.9億円 | 3972.1億円 |
| 自己資本比率 | 46.9% | 44.2% |
| 自己資本 | 3986.0億円 | 3860.5億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 9364.0億円 | +6.0% |
| 営業利益 | 491.0億円 | +6.2% |
| 経常利益 | 631.0億円 | +2.6% |
| 当期純利益 | 488.0億円 | +20.6% |
| 1株当たり当期純利益 | 212.05円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | — | 23.5円 |
| 期末 | 47円 | 23.5円 予想 |
| 年間合計 | 47円 | 47円 予想 |