川辺株式会社(T. KAWABE & CO., LTD.)は、ハンカチーフ、スカーフ、マフラー、タオル、雑貨等の企画・販売を行う「身の回り品事業」と、香水の直営店運営および卸売を行う「フレグランス事業」を主軸とする企業です。主要顧客は百貨店(売上構成比49.3%)であり、インバウンド需要やブランドライセンス(ポロ・ラルフローレン、ジル・スチュアート等)に強みを持ちます。競合環境としては、アパレル市場の縮小や価格競争の激化があるものの、高付加価値商品へのシフトと直営店・EC強化で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
2.4%
≧10%が優良
ROA
2.5%
≧5%が優良
ROE
5.9%
≧10%が優良
ROIC
3.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-2.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
21.8%
≧10%が優良
EPS成長率
54.3%
≧10%が優良
3行解説
- 構造改革の結実: 大幅な減資による累積損失の解消と復配(1株50円)を実現し、経営正常化を鮮明にした。
- 収益性の改善: 売上高は微減(127.7億円)も、価格転嫁とコスト削減により純利益は4.1億円(前年比54.2%増)と大幅に拡大。
- セグメントの明暗: インバウンド好調な「身の回り品」が利益を牽引し、「フレグランス」も高価格帯の寄与で黒字化を達成。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.2億円 / 予想: 2.3億円
—
売上高
実績: 30.5億円 / 予想: 134.7億円
+12.1%
2Q
営業利益
実績: 0.7億円 / 予想: 2.3億円
—
売上高
実績: 61.3億円 / 予想: 137.4億円
+9.6%
3Q
営業利益
実績: 1.4億円 / 予想: 2.3億円
+246.2%
売上高
実績: 95.5億円 / 予想: 134.7億円
+3.8%
通期
営業利益
実績: 1.9億円 / 予想: 未開示
-37.5%
売上高
実績: 130.4億円 / 予想: 未開示
+2.1%
3行解説
- 2026年3月期は、インバウンド需要やEC販路の拡大により売上高は130.36億円(前期比2.1%増)と微増したが、原材料高や人件費増が響き、営業利益は1.92億円(同37.4%減)と大幅な減益となった。
- フレグランス事業において、地方百貨店の不振や2次流通卸売の減少、新規出店に伴う先行費用が重なり、セグメント損益が1.59億円の赤字に転落したことが全体の利益を押し下げた。
- 2027年3月期は「中期経営計画2026」に基づき、キャラクターIPの強化や新規ブランド(傘・パラソル等)の本格展開により、営業利益2.15億円(前期比11.6%増)への回復を目指す。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | -37.5% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +246.2% | +0.9% | +3.5% | +4.5% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | — | -3.4% | -3.2% | -4.3% | +0.0% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +0.3% | -1.4% | -0.4% | -2.3% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | +21.8% | -8.0% | -6.9% | -7.1% | -10.5% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | — | -1.5% | +7.6% | +9.7% | +6.5% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第80期(2024/04/01-2025/03/31)