短信要約
1. 要点(3行)
- 大幅増収も本業利益は急減: 経常収益は株式等売却益の増加等により前年同期比16.2%増の206億円と伸長したが、与信関連費用の急増や預金利息の負担増が響き、経常利益は43.8%減、純利益は62.1%減と大幅な減益となった。
- 与信コストの顕在化: 単体ベースでの実質与信費用が前年同期の△43百万円(戻り益)から1,005百万円へと急増しており、取引先の経営状況悪化に伴う引当金積増しが利益を圧迫している。
- 含み損の拡大と財務基盤の弱体化: 有価証券の評価損益(単体・その他有価証券)が96億円の含み損(前年同期は42億円の損)に拡大。連結自己資本比率は4.2%と、前年度末(4.3%)からさらに低下しており、金利上昇局面での逆風が強まっている。
2. 直近の業績と進捗率
2026年3月期 第3四半期(累計)の連結実績は以下の通りです。
- 経常収益: 20,668百万円(前年同期比 +16.2%)
- 経常利益: 1,119百万円(前年同期比 △43.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 501百万円(前年同期比 △62.1%)
【通期計画に対する進捗率】
- 経常利益:89.5%(通期予想1,250百万円に対し)
- 純利益:71.6%(通期予想700百万円に対し)
進捗率は一見高く見えますが、これは通期計画が前期実績(経常利益1,701百万円、純利益1,304百万円)から大幅に低く設定されているためです。前年同期の経常利益が1,994百万円であったことを踏まえると、勢いは明らかに失速しています。
3. セグメント別のモメンタム
- 銀行業【減速】: セグメント利益は912百万円と前年同期(1,773百万円)からほぼ半減。貸出金利息は増加したものの、預金利息の支払増や貸倒引当金繰入額(1,028百万円)の発生が利益を大きく削りました。
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-12 |
|---|---|---|---|
| 経常収益 | 206.7億円 | +16.2% | 177.8億円 |
| 経常利益 | 11.2億円 | -43.8% | 19.9億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 5.0億円 | -62.1% | 13.3億円 |
| 包括利益 | -6.0億円 | — | -26.4億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 43.74円 | — | 125.26円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | 26.91円 | — | 79.98円 |
財務状態
| 項目 | 2025-12末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 11771.4億円 | 11534.9億円 |
| 純資産 | 532.2億円 | 541.6億円 |
| 自己資本比率 | 4.2% | 4.3% |
| 自己資本 | 496.4億円 | 506.7億円 |
通期予想
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 経常利益 | 12.5億円 | +2.0% |
| 当期純利益 | 7.0億円 | -18.6% |
| 1株当たり当期純利益 | 57.3円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 10円 | 10円 |
| 期末 | 15円 | 15円 予想 |
| 年間合計 | 25円 | 25円 予想 |