短信要約
1. 要点(3行)
- 公的資金の完全完済と株主還元加速: 2024年5月に公的資金(第2種優先株式)162.8億円を完済し、足かせを払拭。直後に10億円を上限とする新たな自己株式取得を発表し、還元姿勢を鮮明化。
- 2025年3月期は大幅増益で着地: 親会社株主に帰属する当期純利益は45.2億円(前期比28.0%増)。貸出金利息の増加や、信用コストが5.7億円(前期比17.3億円減)と大幅に抑制されたことが寄与。
- 次期予想は一転して大幅減益の慎重計画: 2026年3月期の純利益予想は30億円(前期比33.6%減)と大幅な減益を見込む。与信費用の正常化や先行投資、外債等の評価損処理を織り込んだ保守的なトーン。
2. 直近の業績と進捗率
2025年3月期の実績は以下の通りです。
- 経常収益: 378.1億円(前期比10.7%増)
- 経常利益: 63.8億円(前期比47.3%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 45.2億円(前期比28.0%増)
- 進捗状況: 通期決算のため進捗率は100%ですが、当初計画に対して上振れて着地した形です。特に単体系のコア業務純益は47.5億円(前期比3.7%減)と微減ながら、償却債権取立益の増加や信用コストの抑制が利益を押し上げました。
3. セグメント別のモメンタム
報告セグメントは「銀行業」単一ですが、業務別の勢いは以下の通りです。
- 貸出金(勢い:あり): 期末残高は1兆6,067億円(前期末比297億円増)。中小企業向け貸出が205億円増加するなど、本業のボリュームは拡大。資金運用収益は236.9億円(前期比20億円増)と堅調。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 直近の業績と進捗率
- 🔒 セグメント別のモメンタム
- 🔒 予想の修正と背景
- 🔒 キャッシュフローと財務の急変
- 🔒 経営陣のトーンと重要イベント
- 🔒 懸念点と不確実性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード進捗詳細
今期実績
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2024-03 |
|---|---|---|---|
| 経常収益 | 378.1億円 | +10.7% | 341.4億円 |
| 経常利益 | 63.9億円 | +47.3% | 43.4億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 45.2億円 | +28.0% | 35.3億円 |
| 包括利益 | -95.0億円 | — | 19.9億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 122.36円 | — | 89.84円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | 113.01円 | — | 56円 |
財務状態
| 項目 | 2025-03末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 23827.5億円 | 24056.5億円 |
| 純資産 | 911.7億円 | 1186.0億円 |
| 自己資本比率 | 3.7% | 4.8% |
| 自己資本 | 903.8億円 | 1178.2億円 |
| 1株当たり純資産 | 2,458.71円 | 2,772.96円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | 4.3% | 3.0% |
| ROA(総資産経常利益率) | 0.2% | 0.1% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -159.0億円 | 9.4億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 61.6億円 | 74.3億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -179.8億円 | -11.2億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 1670.8億円 | 1948.0億円 |
来期予想
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 経常利益 | 30.0億円 | -53.0% |
| 当期純利益 | 30.0億円 | -33.6% |
| 1株当たり当期純利益 | 81.6円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 0円 | 0円 |
| 期末 | 35円 | 35円 |
配当性向:当期 28.6% / 前期 38.9%
純資産配当率:当期 1.3% / 前期 1.2%