丸三証券株式会社は、特定の銀行や証券グループに属さない「自主独立」を貫く中堅証券会社です。個人投資家を主要顧客とした対面営業を軸に、有価証券の売買仲介、引受け、募集・売出し、自社運用(トレーディング)などの投資・金融サービスを展開しています。競合環境としては、ネット証券による手数料競争の激化や、メガバンク傘下の大手証券によるシェア拡大にさらされていますが、同社は「売買手数料依存」からの脱却を目指し、預かり資産残高に応じた信託報酬などの安定収益(ストック型収益)を重視する戦略に舵を切っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
18.8%
≧10%が優良
ROA
4.5%
≧5%が優良
ROE
7.5%
≧10%が優良
ROIC
5.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
1.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
-4.0%
≧10%が優良
EPS成長率
28.8%
≧10%が優良
3行解説
- 営業収益は前年同期比1.3%増の188億49百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は29.6%増の37億92百万円と増収増益を確保。
- 中期経営計画(2024年度〜2028年度)の初年度として、投資信託の信託報酬による販管費カバー率50.0%を達成し、収益構造の転換が順調に進展。
- 2028年3月期まで継続する「特別配当」を含めた配当方針を堅持しており、当期の1株当たり配当は60円(配当性向87.7%)と極めて高い還元姿勢を示す。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-28 12:00 提出)進捗
※ 通期業績予想は非開示(実績のみ表示)
1Q
営業利益
実績: 4.0億円 / 予想: 未開示
-62.1%
売上高
実績: 43.6億円 / 予想: 未開示
-12.2%
2Q
営業利益
実績: 17.0億円 / 予想: 未開示
-12.4%
売上高
実績: 96.0億円 / 予想: 未開示
-0.3%
3Q
営業利益
実績: 34.3億円 / 予想: 未開示
+19.0%
売上高
実績: 155.6億円 / 予想: 未開示
+8.4%
通期
営業利益
実績: 53.8億円 / 予想: 未開示
+51.0%
売上高
実績: 217.3億円 / 予想: 未開示
+15.3%
3行解説
- 株式相場の活況と投資信託の信託報酬増により、営業収益217億25百万円(前期比15.3%増)、経常利益59億23百万円(同44.0%増)と大幅な増益を達成。
- 「丸三ファンドラップサービス」の開始(2025年7月)や信託報酬の伸長により、売買手数料に依存しないストック型収益構造への転換が着実に進展。
- 配当性向50%以上の方針に加え、2028年3月期まで継続予定の特別配当を実施し、年間配当は前期の60円から70円へ増配(配当性向92.5%)。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-28 | 2026年3月期 通期 | +51.0% | +1.3% | -1.8% | — | — |
| 2026-01-29 | 2026年3月期 第3四半期 | +19.0% | +0.5% | -0.5% | -4.8% | -4.6% |
| 2025-10-30 | 2026年3月期 第2四半期 | -12.4% | -0.0% | -0.9% | +3.3% | +6.1% |
| 2025-07-30 | 2026年3月期 第1四半期 | -62.1% | -2.0% | +0.5% | -0.8% | -4.6% |
| 2025-04-28 | 2025年3月期 通期 | -4.0% | -1.7% | -4.3% | -5.3% | -4.6% |
| 2025-01-30 | 2025年3月期 第3四半期 | +36.2% | -1.7% | -3.2% | -4.4% | -9.9% |
有価証券報告書
2025-06-18 有価証券報告書-第105期(2024/04/01-2025/03/31)