短信要約
1. 要点(3行)
- 増収増益の着地: 市場の乱高下(日経平均の史上最高値と8月の急落)を背景に、営業収益は前年比6.5%増の392.04億円、当期純利益は7.3%増の105.01億円と堅調に推移。
- 収益構造の変化: 手数料無料化の流れを受け委託手数料は2.5%減の188.92億円となったが、FX等のトレーディング損益(36.2%増)と金融収支(10.9%増)が補完。
- 強力な株主還元方針の維持: 配当性向98.0%、DOE(純資産配当率)13.5%という極めて高い還元意欲を示し、年間40円配当を継続。
2. 直近の業績と進捗率
2025年3月期(通期)の業績実績は以下の通りです。
- 営業収益: 392.04億円(前年同期比 6.5%増)
- 営業利益: 156.36億円(同 3.1%増)
- 経常利益: 152.92億円(同 1.6%増)
- 当期純利益: 105.01億円(同 7.3%増)
進捗と勢いの変化: 本決算のため通期計画に対する進捗率は100%ですが、前年同期の増益率(純利益25.2%増)と比較すると、利益成長のペースは鈍化しています。これは「一日信用取引」の拡大による手数料率の低下と、システム投資・人件費等の販管費が7.1%増(214.99億円)と膨らんだことが要因です。
3. セグメント別のモメンタム
単一セグメント(オンライン証券)ですが、収益源別に顕著な勢いの差が見られます。
- 委託手数料(減速): 188.92億円(2.5%減)。個人投資家の売買代金は市場全体で16%増加しましたが、同社の株式等委託売買代金の伸びは6%に留まり、手数料無料の取引シェア拡大が収益を圧迫しています。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 直近の業績と進捗率
- 🔒 セグメント別のモメンタム
- 🔒 予想の修正と背景
- 🔒 キャッシュフローと財務の急変
- 🔒 経営陣のトーンと重要イベント
- 🔒 懸念点と不確実性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード進捗詳細
今期実績
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2024-03 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 392.0億円 | +6.5% | 368.0億円 |
| 営業利益 | 156.4億円 | +3.1% | 151.7億円 |
| 経常利益 | 152.9億円 | +1.6% | 150.5億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 105.0億円 | +7.3% | 97.9億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 40.8円 | — | 38.06円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | 40.71円 | — | 37.99円 |
財務状態
| 項目 | 2025-03末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 11218.3億円 | 11726.7億円 |
| 純資産 | 766.0億円 | 763.3億円 |
| 自己資本比率 | 6.8% | 6.5% |
| 自己資本 | 763.3億円 | 760.5億円 |
| 1株当たり純資産 | 296.48円 | 295.59円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | 13.8% | 12.9% |
| ROA(総資産経常利益率) | 1.3% | 1.4% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -433.6億円 | -59.2億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -43.7億円 | -88.8億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 532.0億円 | 86.2億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 817.2億円 | 762.5億円 |
来期予想
業績予想は開示されていません。
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 20円 | 22円 |
| 期末 | 20円 | 18円 |
| 年間合計 | 40円 | 40円 |
配当性向:当期 98.0% / 前期 105.1%
純資産配当率:当期 13.5% / 前期 13.5%